...賭博者(とばくしゃ)も亦この例に洩(も)れない...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...われわれは男性美と賭博(とばく)の興味とを結びつけた遊戯をも忘れませんでした...
江戸川乱歩 「影男」
...ドストイェフスキイの「賭博者(とばくしゃ)」の中に出て来るお婆さんみたいだった...
太宰治 「正義と微笑」
...たとえばこれを懐中しているとトランプでもその他の賭博(とばく)でも必勝を期することができるというのであったらしい...
寺田寅彦 「物売りの声」
...然し此の数年来(すうねんらい)賭博風(とばくかぜ)は吹き過ぎて...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...始終諸君が入り浸(びた)る其賭博(とばく)の巣なのである...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...連中は賭博(とばく)をし...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...賭博(とばく)をし...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...競馬の掛けごとに麻雀賭博(マージャンとばく)...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...みんな未だ起きていてスウィピ(骨牌(カルタ)賭博(とばく))をやっている...
中島敦 「光と風と夢」
...賭博(とばく)などには手を出すまいぞという思想を抱(いだ)いた...
新渡戸稲造 「自警録」
...近ごろはよい賭博(とばく)でも出来ますか...
火野葦平 「糞尿譚」
...賭博(とばく)を併設し...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...たたき出せ」とばくろうはわたしに言って...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...何しろこの際の事ですから……」「つまり町内の共存共栄のためにですなあ……」賭博(とばく)常習犯でたびたびあげられた事のある床屋は叮嚀(ていねい)な口をきいても脅かす力を示し...
水上滝太郎 「遺産」
...折角立身出世の戸端口(とばくち)に来て...
吉川英治 「剣難女難」
...大手の土坡口(とばくち)まで見送りに駈け出して来たのである...
吉川英治 「新書太閤記」
...酒とばくちが好きで...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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