...だぶだぶのズボンをはいた道化男が悲しい微笑を浮べて世界中を駆けまわつたときにとどめを刺すのである...
伊丹万作 「映画と民族性」
...とどめを刺すようにいった...
海野十三 「地球発狂事件」
...明智はとどめを刺すようにつけ加えた...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...つまり昔のとどめを刺すという奴だ...
江戸川乱歩 「心理試験」
...鯨のとどめを刺すに使う捕鯨用の鋭い大きな手銛で...
大阪圭吉 「動かぬ鯨群」
...とどめを刺すかな? そうだ...
太宰治 「千代女」
...学者は現象の起こっている最中に電光石火の早わざで現象の急所急所に鋭利な観察力の腰刀でとどめを刺す必要がある...
寺田寅彦 「空想日録」
...とどめを刺すまでには相当の犠牲を思わねばならぬ...
中里介山 「大菩薩峠」
...最後に私の確信にとどめを刺す心算(つもり)で...
西尾正 「陳情書」
...斬っといてとどめを刺すなあ無職出入りの定法でえすけど...
三好十郎 「斬られの仙太」
...斬っといてとどめを刺すなあ無職出入りの定法でえすけど...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...」と久慈はとどめを刺すように片肩を引き降ろして矢代を見据えて云った...
横光利一 「旅愁」
...とどめを刺すようなまねはせぬがよかろう」「なに?」信じられない動揺だったが...
吉川英治 「私本太平記」
...わしから観念させてとどめを刺す」端公ふたりは...
吉川英治 「新・水滸伝」
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