...大通りまで来て園は突然足をとどめた...
有島武郎 「星座」
...彼は急に歩行をとどめねばならなかったので...
有島武郎 「卑怯者」
...それを記憶にとどめ合うなどとは...
梅崎春生 「Sの背中」
...そんな空々しい嘘をいえるのか」明智が最後のとどめを刺した...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...何をか一事業をとどめてゆかむ...
大槻文彦 「ことばのうみのおくがき」
...駒をとどめて猫背(ねこぜ)になり...
太宰治 「新釈諸国噺」
...手を突き出して相手を押しとどめた...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「サセックスの吸血鬼」
...わかさぎを漁して戻る島の荒(あら)し男(お)も身震いして橈(かじ)をとどめた...
徳冨蘆花 「漁師の娘」
...ことに彼が胸のときめきをとどめかね...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...悲嘆と幻滅との悲しい月日の跡をとどめていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...過去の勝利を墻壁(しょうへき)として世界の進化をとどめんとしてる間に...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...とどめ難い苦笑いをもって...
中里介山 「大菩薩峠」
...紛擾をある程度でとどめて置きたい...
久生十蘭 「墓地展望亭」
...ことにこの経をとどめて...
三木清 「親鸞」
...ぬけ落ちて行くものがあるとどめを刺されて...
三好十郎 「殺意(ストリップショウ)」
...昔の放縦な生活の名残(なごり)をとどめているようにおっしゃるのが残念です...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...配偶者を得ますこともとかく困難でございまして」と申し上げるのにとどめた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...わしは常に憂いておる」「憂いは単なる憂いにとどめていてはなにもなりません...
吉川英治 「三国志」
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