...それにしても山と酒……但し私ひとりの経験にとどまるが……という問題を考え出すと...
石川欣一 「可愛い山」
...というのは科学的進化論はただ現象界のことにのみとどまる...
井上哲次郎 「明治哲学界の回顧」
...お宮さんも東京にとどまる自分の妻も...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...彼らの放埒を是認したにとどまる...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...それらの現象がすべてとどまる時...
中井正一 「美学入門」
...貴殿の諫言(かんげん)に従って思いとどまるのが道理かも知れないが...
中里介山 「大菩薩峠」
...やがてここにとどまるべきものならねば...
中里介山 「大菩薩峠」
...江戸にふみとどまることになり...
野村胡堂 「幻術天魔太郎」
...それ以上とどまることもせずに...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...自分は飽くまでも観察者の位置にとどまることを欲する者であるから...
久生十蘭 「黒い手帳」
...わたしは岸にとどまる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...そのような境遇の中に永くとどまるよりもかえって望ましいこととしている...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...その信念で繰返したにとどまる...
吉川英治 「黒田如水」
...その客達がうたうのを聞けば――莫レ学孔明択レ婦(まなぶなかれこうめいのふをえらぶを)止レ得二阿承醜女一(あしょうのしゅうじょをうるにとどまる)これをもっと俗歌的にくだいて...
吉川英治 「三国志」
...踏(ふ)みとどまるが早いか...
吉川英治 「神州天馬侠」
...地を裂(さ)く雷火(らいか)一ごろんと石段の下にとどまると...
吉川英治 「神州天馬侠」
...あきらかに於通が到底長く尼院にとどまる質でないことを断って来ていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...思いとどまるように説得しなければ...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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