...予はこう思うて胸のとどこおりが一切解けて終った...
伊藤左千夫 「浜菊」
...それで御婚礼の式もとどこおりなくすみました...
鈴木三重吉 「ぶくぶく長々火の目小僧」
...わたしは人々が最後の雄蜂にいたるまで全部をとどこおりなくミッドルセックスの巣箱におさめてしまい...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...その旅行の滞(とどこおり)なく捗(はかど)って行(ゆ)くのを喜び...
ダウィット Jacob Julius David 森鴎外訳 「世界漫遊」
...葬列は滞(とどこおり)なく...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...一時間足らずのうちにとどこおりなくなされたのであって...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...人民たちはとどこおりなく税金を払うことが出来ました...
トルストイ Tolstoi 菊池寛訳 「イワンの馬鹿」
...どうしてとどこおりなく通ってゆくことができましょう...
羽仁もと子 「親子の愛の完成」
...きんはとどこおりなく身支度が済むと...
林芙美子 「晩菊」
...実隆の官歴は文明五年以来とどこおりなく進んだ...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...とどこおりなく開陳(かいちん)いたします...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...あるところからないところへ常にとどこおりなく流通するのが常道なのであって...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...道綱の元服もとどこおりなく果てたかと思うと...
堀辰雄 「かげろうの日記」
...番組どおりとどこおりなく演(えん)じ終わりましたとぞんじます...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...とどこおりなくやっていけたのです...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...儀式はとどこおりなく済んだが...
森鴎外 「阿部一族」
...充分に活動しておりましたか」「とかく後方からの運送はとどこおりがちで...
吉川英治 「三国志」
...そろそろとどこおりだしている...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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