...彼(か)の人の夕餉(ゆうげ)の支度はととのった...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「幽霊花婿」
...こぢんまりした造作のととのった家をもち...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「リップ・ヴァン・ウィンクル」
...これで身じたくがととのったよ...
ハーバート・ジョージ・ウエルズ 海野十三訳 「透明人間」
...これに掛合って水門から入る細い堀の泥を浚うという示談がととのったのをさすのだが...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...本町紙屋彦作(かみやひこさく)様と縁談ととのった...
太宰治 「新釈諸国噺」
...それなりに輪郭(りんかく)のととのった顔だった...
田畑修一郎 「石ころ路」
...手筈がととのったから...
直木三十五 「南国太平記」
...これだけ装飾がととのったところへ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...ねびととのった姿で...
長谷川時雨 「大橋須磨子」
...ほんとに輪郭のよくととのった...
長谷川時雨 「九条武子」
...軍装のととのった姿を御覧になったし...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...段々恢復の条件がととのったら順調によくなって行らっしゃることでしょう...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...朱雀(すざく)院では姫宮の六条院へおはいりになる準備がととのった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...ただあまりに整然とととのったのが堅い感じを受けさせてね...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...こんなことも皆ととのった人であると薫は思い...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...用意がととのった...
山本周五郎 「追いついた夢」
...守備と反撃の体勢がみるまにととのった...
山本周五郎 「死處」
...盤上の駒組(こまぐみ)は一応まずととのったかたちである...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??