...頭蓋骨はとてつもない容積だったがそのまま下に目をやって驚いた...
東健而訳 大久保ゆう改訳 「瀕死の探偵」
...空中で反射し屈折しとてつもない彎曲をして...
大阪圭吉 「石塀幽霊」
...とてつもない考えがひらめいた...
大阪圭吉 「香水紳士」
...やつととてつもない叫びをあげた...
武田麟太郎 「大凶の籤」
...とてつもない大きい音をたてて閉ぢるのではなからうかと...
太宰治 「音について」
...とてつもない事をしたりするあの明るさが...
直木三十五 「大阪を歩く」
...とてつもない音で...
新美南吉 「いぼ」
...だしぬけにとてつもない法外な値段を吹っかける気まぐれな癖があるので...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「外套」
...それあ素晴らしい煙草だつたわい! とてつもない上等の煙草だつたぜ! 時に...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...とてつもないお金持ち……」「アデラおばさま...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...中流の水はとてつもない大きな塊(かたま)りであった...
本庄陸男 「石狩川」
...とてつもない金持の女が住んでいるのだとばかり思っていた...
牧逸馬 「戦雲を駆る女怪」
...ジョウは、このいつもとちがうおめでたいクリスマスを祝うために、とてつもない、ばかげたお祭りを提案して、みんなを大笑いさせました...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...とてつもないひどい足音をさせて歩いていた...
宮城道雄 「純粋の声」
...とてつもないことをおもったのだ...
山川方夫 「演技の果て」
...息を止めてその快感を味う! 私はそれがとてつもない大嘘のように思われたり...
蘭郁二郎 「息を止める男」
...全身の支柱を失った、空中に在るときに限って、なぜあのような、とてつもない、そして又、ゾッとするほど正確な「明日」を見ることが出来るのであろうか――...
蘭郁二郎 「夢鬼」
...お寺の本堂よりとてつもない無茶をいい出す...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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