...「立派な財産」と称されるもの――ただしわたしはそれをとっくりと拝見したことはないが――をつくりあげた...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...とっくりの口(くち)につけたくだのさきから...
高山毅 「福沢諭吉」
...幸子から事情をとっくりと聴き取っても...
谷崎潤一郎 「細雪」
...とっくり知りたいと思いますよ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「かもめ」
...(ラネーフスカヤ夫人に)別荘の件をとっくりお考えになって...
アントン・チェーホフ 神西清訳 「桜の園」
...このかたの話をとっくりお聞きになったら...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...昨日あの後でとっくりと考えたのだろう...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...とっくりと意見を試みて行ったその人と...
中里介山 「大菩薩峠」
...一応半円形をかたちづくっている見物にとっくり眺めさした後で地面の上に置いた...
夏目漱石 「明暗」
...ぽかりと手に携(たずさ)えた徳利様(とっくりよう)のものを抛(ほう)り出した...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...まるで石ころでもころがすように無造作にとっくり返し...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...ソレカラ私は母にとっくり話した...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...とっくりと聴いて見たいと思っている...
正岡容 「随筆 寄席囃子」
...とっくりと子供の言い分をきいてやり...
宮本百合子 「新しい躾」
...とっくりかえしてみて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...いちど実物をとっくりと手でさわってみたいと思った...
山川方夫 「その一年」
...私は「彼」をとっくりと見ることもできない...
山川方夫 「箱の中のあなた」
...とっくり御密談していただけますまいか...
吉川英治 「私本太平記」
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