...たとへ金があつたところで...
芥川龍之介 「解嘲」
...とんだところで蠅男と帆村との力較べが始まったが...
海野十三 「蠅男」
...それを使用したところで...
小穴隆一 「二つの繪」
...おかみさんのところで戴いたお菓子の包はおくみが預つてゐた...
鈴木三重吉 「桑の実」
...ところで、ヘンリー・ジーキルの手は(君もときどき見たように)形も大きさも職業にふさわしいものだった...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...不充分ながら心がけているところである...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...沈黙の海軍というところです...
太宰治 「小さいアルバム」
...仮にその噂(うわさ)が全部事実としましたところで...
谷崎潤一郎 「細雪」
...「盛りがにくい迎駕籠(むかえかご)」といったところで何の事だかわかりはしない...
永井荷風 「雨瀟瀟」
...「ところで、御用と仰しやるのは?」喜三郎は蟠(わだかま)りのない長い顏を擧げます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...飛んだ恥を掻くでせう」三「ところで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そのずっと上流のところでごとごとと古い水車を廻転(かいてん)させていたところの...
堀辰雄 「美しい村」
...門のところで聞いていました...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...ところで既にいった如く...
三木清 「哲学入門」
......
三好達治 「駱駝の瘤にまたがつて」
...いつか懐手(ふところで)のまま...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...勝目は問うところではないが...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...ところで彼の政党は私利をのみ目ざす人間の集団であって...
和辻哲郎 「蝸牛の角」
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