...およびこれより生ずるところの万変万化...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...人々の注意を惹(ひ)き易いところから...
谷崎潤一郎 「細雪」
...物質とかさういふものには心を奪はれないやうなところがあつた...
田山録弥 「小説新論」
...兎に角に好いところだね?』『田舎サ』二人はこんなことを言ひながら歩いた...
田山録弥 「ひとつのパラソル」
...女のゐないところにこの樂しい正月を寢たつてしようがないなどと言つて...
田山花袋 「道綱の母」
...キビキビしたところがあります...
辻潤 「蒼馬を見たり」
...怖ろしい披露! ところが...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...博士の全身にかゝってゆくところのものがあったに違いない...
中井正一 「少年に文化を嗣ぐこゝろを」
...いつの世までも年貢お免(ゆる)しのところ...
中里介山 「大菩薩峠」
...そこで髻(もとどり)を以前の通りにクワイの把手(とって)にしてみましたが、前髪のところに、急に毛生薬(けはえぐすり)を塗るわけにもゆかないから、熊の毛か何かを植え込んだ妙な形のハゲ隠しようなものを急ごしらえにして、ゴマかしてあるようです...
中里介山 「大菩薩峠」
...事は以上示すところの如く...
中里介山 「大菩薩峠」
...どこか働くところはないかと思ってね...
林芙美子 「龜さん」
...たといけっしてクラムのところまではとどかないにしても...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...私は彼女のところへ行こうとして急いですすんだ...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「ウィリアム・ウィルスン」
...見たところ、印度は九州の端みたいなもの...
横光利一 「欧洲紀行」
...このところ変化のつけようがありません...
吉川英治 「江戸三国志」
...何をいったところで無益であろう」「では...
吉川英治 「三国志」
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