...軽い音……おぬいさんのその眼のいうところを心に気づかせるのは俺にとっては何んでもないことだ...
有島武郎 「星座」
...かわっているところは...
海野十三 「火星探険」
...物乾台のところへ架け渡されているのが発見された...
海野十三 「空襲葬送曲」
...不充分ながら心がけているところである...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...折角の凄いところが出て来ないのを遺憾に思つた...
田山録弥 「初冬の記事」
...お小夜が毒菓子を拵へるところから見て居たんだ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...遠いところを毎日ぢやお氣の毒ですから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...常に第一のモットオとして掲げるところであるけれども...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...本町辺は薬種(やくしゅ)問屋の多いところなので...
長谷川時雨 「朝散太夫の末裔」
...これでギリギリ結着というところだ...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...これが来なけりゃバスか電車と覚悟してゐたところ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...最も彼を苦しませたところの夢から自由にされた...
堀辰雄 「恢復期」
...流れが段と段との間のところにきますと...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...どんな様子かとついて行ったところ...
柳田国男 「故郷七十年」
...天性の一貫しているところを明白に認める事が出来る...
夢野久作 「近世快人伝」
...深くおむねを傷(いた)められていたところです...
吉川英治 「私本太平記」
...剰(あま)すところ...
吉川英治 「新書太閤記」
...それをやって見たところで...
和辻哲郎 「蝸牛の角」
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