...どうもちとここのところへ来ているようだよ...
海野十三 「人造人間事件」
...国家の是(ぜ)とするところ...
大隈重信 「選挙人に与う」
...当のアレサンドロ氏自身またいささかの悪びれたところもなく...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...凱旋門(がいせんもん)のところで...
田中英光 「オリンポスの果実」
...・日向の羅漢様どれも首がない(清水寺)・山道わからなくなつたところ石地蔵尊明日は明日のことにして寝ませうよ遍路山道の石地蔵尊はありがたい...
種田山頭火 「行乞記」
...あとから眼目と思しきところを細々尋ねますので...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 加藤朝鳥訳 「橙の種五粒」
...ところが面を取扱う場合には...
豊島与志雄 「傍人の言」
...殊にその正統論を擔ぎ出すところを見ると...
内藤湖南 「日本文化の獨立」
...ところがお秀との悶着(もんちゃく)が...
夏目漱石 「明暗」
...――ところで親分...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...証拠が多過ぎて困っているところなんだから」根が人の良い金六は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...母は朝陽の射している濡れ縁のところで手鏡をたてて小さい丸髷(まるまげ)をなでつけていた...
林芙美子 「新版 放浪記」
...ところが、彼がけろりとして帰って来たので、王様はそれに対して出来るだけいやな顔を見せないようにして、パーシウスがどんな風にして成功したかを尋ねました...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...こんなに皆なが青ざめてゐるところだといふのに!」「アツハツハツハ――樽野さんの――」林は兄の友達に寄せる好意を何んな風に現して好いか解らなくなつてたゞ...
牧野信一 「村のストア派」
...物の自己運動の形式であると考へたところの彼の辯證法の特質を把握し得ないであらう...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...珍しいものはいつだって少しはこわいところもある...
宮本百合子 「雨と子供」
...こんなところでは...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...彼と燕青が駈け廻るところ...
吉川英治 「新・水滸伝」
便利!手書き漢字入力検索