...とぐろを巻いた大繩の上に腰を下して...
有島武郎 「かんかん虫」
...壁には石に刻んだとぐろを巻いた竜...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...とぐろの綱を動せば...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...そのとぐろを巻けるを見るは...
大町桂月 「層雲峡より大雪山へ」
...カフヱーヴヰナスにとぐろを巻く...
種田山頭火 「旅日記」
...とぐろを巻いてることが時折ある...
豊島与志雄 「砂漠の情熱」
...その間近の喫茶店などにとぐろを巻いて文学をやる友達のいないのを歎じたり...
豊田三郎 「リラの手紙」
...山かがしがとぐろまいてた のとおどかしておいてから人を李(すもも)の木の蔭に目をつぶらせてどこかへかくれてしまふ...
中勘助 「銀の匙」
...どうして道庵がここにとぐろを捲いているということがわかったのだい」「いや...
中里介山 「大菩薩峠」
...中にはとぐろを捲(ま)いた線香が...
夏目漱石 「草枕」
...卑しい利得一点張りの本屋や画商やが朝から晩迄犇(ひし)めき合う雑然たる長屋区域Q街の一隅の屋根裏の部屋にとぐろをまいていた頃...
西尾正 「放浪作家の冒険」
...平次はとぐろをほぐして日向(ひなた)へ起き直りました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...秋の陽のさす六疊にとぐろを卷いて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...かんじんのおれ樣が隣りの部屋にとぐろを卷いて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...日向(ひなた)のとぐろをほぐさうともしません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...むらむらととぐろを巻いて...
平林初之輔 「犠牲者」
...とぐろを巻いている体の前の方へ五寸ばかり出ている...
森鴎外 「蛇」
...蛇をそのとぐろに...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
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