...とぐろの綱を動せば...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...とぐろを巻いている猿沢の姿を...
梅崎春生 「Sの背中」
......
大町桂月 「鹿野山」
...大きな蛇がとぐろを巻いていた...
豊島与志雄 「霧の中」
...おまけになんだかそこらぢゆう山かがしがとぐろまいてるやうな気がして気味がわるくてならないのを...
中勘助 「銀の匙」
...とぐろをまいたようにうずくまり込み...
中里介山 「大菩薩峠」
...それすら精を出さずにとぐろばかり巻きたがっているのを...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...市蔵という男は世の中と接触するたびに内へとぐろを捲(ま)き込む性質(たち)である...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...平次はとぐろをほぐして日向(ひなた)へ起き直りました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...面(つら)を見せろ」隅っこでとぐろを巻いていたらしい中年男は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...八五郎の外にはねえ」平次は春の陽溜(ひだま)りにとぐろを巻きながら...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...全く壽命の毒だぜ」平次は相變らず日向(ひなた)にとぐろを卷いて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...相變らず騷々しいなお前は」平次はとぐろをほぐして...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...空つぽの押入の中にとぐろを卷いてゐる...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...とぐろを巻いて煙草ばかり吸って居る此頃だったのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それから蜷局(とぐろ)を卷(ま)くことゝを教(をし)へました』『それは何(なに)が好(す)きだつたの?』と愛(あい)ちやんが云(い)ひました...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...雨水を集めた大河が泡立ち流れとぐろを巻いていたさまは...
横光利一 「旅愁」
...とぐろを巻いているのだけがわかる...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
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