...とがめる人はいないのである...
梅崎春生 「狂い凧」
...しだいにとがめるような顔に変って行く...
梅崎春生 「幻化」
...あまり深くとがめるわけにはいくまいと思われる...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...しかし彼女はそれをみずからとがめるらしく...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...「何(なん)でとがめるもんか」勘次(かんじ)は抑制(よくせい)した或(ある)物(もの)が激發(げきはつ)したやうに直(すぐ)に打消(うちけ)した...
長塚節 「土」
...あの古銭と鍵」「それは何んです」南老人が聞きとがめると...
野村胡堂 「古銭の謎」
...――氣がとがめるから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...誰も見とがめる者がないと判ると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それもあんまり氣がとがめるので...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それもあんまり気がとがめるので...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...とがめる氣にもならず...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それをとがめるほどの者もありません...
野村胡堂 「礫心中」
...時々台所で冷酒をひつかけてゐるのを嘉吉は屡々とがめる事があつたが...
林芙美子 「朝夕」
...何でとがめる事があらう...
林芙美子 「瑪瑙盤」
...無礼だと言って何でもないこともとがめる...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...人が見とがめる間も何もないほどの瞬間のことであった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...なんでもない」「だってとがめるといけませんもの...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...とがめるのではない...
吉川英治 「新・水滸伝」
便利!手書き漢字入力検索