...いま目の前におこった出来事を見た人民たちはとうといお上人さまのまえでするように...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「野のはくちょう」
...これから砧を打とうというところの妻女を...
上村松園 「砧」
...とにかく持てるだけ持とうというので...
梅崎春生 「赤い駱駝」
...すべて人の頭に立とうというものは...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...あるいは少なくともこざっぱりして継ぎはぎのない着物をもとうという切なる願いの方が一層多いと確信する...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...ありがとうというだけは聞こえた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...それに友人Y君が案内に立とうという話もあって...
中谷宇吉郎 「壁画摸写」
...九私(わたくし)がいよいよ立とうという間際になって...
夏目漱石 「こころ」
...吾輩に「シェクスピヤ」の石膏製(せっこうせい)の像と「アルバム」をやろうと云うからありがとうといって貰った...
夏目漱石 「倫敦消息」
...大急ぎでやめておいて立とうというように思ったりなんどして...
羽仁もと子 「女中訓」
...あけましてお目出とうという気もせず...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...早く妻を持とうという気はないのだから...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...成るように成るのを待とうという気高い決意をしただけであった...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...「人のために役立とうというのに...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...とうといカメロ」などともいうところがある...
柳田国男 「こども風土記」
...彼の行過ぎるのを待とうという素振りに見える...
吉川英治 「江戸三国志」
...勝とうというのが押(お)しのつよい量見(りょうけん)...
吉川英治 「神州天馬侠」
...諸人と共に汲み頒(わか)とうという願いにほかならないのである...
吉川英治 「宮本武蔵」
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