...そしてとうとうたまりかねたようにその眇眼(すがめ)で父をにらむようにしながら...
有島武郎 「親子」
...とうとうたれかが上がってきましたが...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「もみの木」
...子供のようだ「さびしい心の人が枯れる」とうたっている子供がうたうには不思議な歌だ...
ウイリヤム・バトラ・イエーツ 松村みね子訳 「心のゆくところ(一幕)」
...金属Qの兄弟ではないかとうたがっているのも...
海野十三 「金属人間」
...するとお嫁のほうではとうとうたまりかねて...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...とうたう焼かれてしまつた...
種田山頭火 「其中日記」
...そして倫理学は人生――その理想は幸福である――に役立とうために...
戸坂潤 「科学方法論」
...山神奇童とうたわれた名にもそむかないようです...
中里介山 「大菩薩峠」
...槍師槍師は多けれど名古屋山三は一の槍とうたいながら...
中里介山 「大菩薩峠」
...またその前に改革か淘汰(とうた)が行われるに違ないという噂に思い及んだ...
夏目漱石 「門」
...くぐれ」とうたったら...
新美南吉 「一年生たちとひよめ」
...この間ふじ子さんが……いま鳴るかねはいくつのかねじゃ……とうたっていたでしょう...
室生犀星 「或る少女の死まで」
...弓にかけては名人よとうたわれたその評判までも失うことを惜しんだからでもある...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...倒退(とうたい)三千里せしむるに足る底(てい)の痛快無比の喜悲劇の場面を...
夢野久作 「近世快人伝」
...董卓(とうたく)はその後...
吉川英治 「三国志」
...董卓(とうたく)以上だ...
吉川英治 「三国志」
...……とうとうたる太鼓(たいこ)……型(かた)のごとき黄母衣(きほろ)...
吉川英治 「神州天馬侠」
...入唐大使(にっとうたいし)藤原清河(ふじわらのきよかわ)...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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