...学校から渡す謄写版(とうしゃばん)の刷物(すりもの)に書いてある...
芥川龍之介 「父」
...その問題を謄写版(とうしゃばん)に刷り...
海野十三 「『十八時の音楽浴』の作者の言葉」
...謄写版(とうしゃばん)で刷った浅草の会の案内状である...
高見順 「如何なる星の下に」
...祈祷者(きとうしゃ)を呼んで来て仁王法華心経(におうほっけしんきょう)を読ました...
田中貢太郎 「累物語」
...今どこにある?」「わたしの教室に」「とってきてください」謄写版(とうしゃばん)の『草の実』は...
壺井栄 「二十四の瞳」
...一切の光熱線(こうねつせん)が悉く此径三尺の液体(えきたい)天地に投射(とうしゃ)せらるゝかと思われる...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...第二号だ」謄写版(とうしゃばん)刷りの...
徳永直 「工場新聞」
...謄写版(とうしゃばん)で本を写すんだ...
永井荷風 「ひかげの花」
...されば若し世間が放蕩者(ほうとうしゃ)を以て忠臣孝子の如く称賛するものであったなら...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...医者でもあり・占星師(せんせいし)でもあり・祈祷者(きとうしゃ)でもある・一人の老いたる魚怪が...
中島敦 「悟浄出世」
...青鞜社(せいとうしゃ)に平塚明子(はるこ)さんをたずねた...
長谷川時雨 「遠藤(岩野)清子」
...きんぼうのおばさんがその藤舎芦寿賀(とうしゃろすが)なのである...
長谷川時雨 「神田附木店」
...それを謄写版刷(とうしゃばんず)りにして...
火野葦平 「糞尿譚」
...医友又門下生の中にも曾(かつ)て之(これ)を謄写(とうしゃ)せし者なく...
福沢諭吉 「蘭学事始再版序」
...其さえ時々急ぎの謄写物(とうしゃもの)など吩咐(いいつか)って全潰(まるつぶれ)になる...
二葉亭四迷 「平凡」
...友人平伯民為予謄写(へいはくみんよがためにとうしゃす)...
森鴎外 「渋江抽斎」
...あとがき○「海上の道」は雑誌『心』五巻十号・十一号・十二号(昭和二十七年十月・十一月・十二月酣燈社(かんとうしゃ)発行)の三回に亙(わた)り連載したものである...
柳田国男 「海上の道」
...若君(わかぎみ)は当社(とうしゃ)においで遊(あそ)ばしましたのか」「武田家(たけだけ)からは...
吉川英治 「神州天馬侠」
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