...先方で待ち受けている筈(はず)の櫛田医師に引渡す迄の任務を担当することを...
谷崎潤一郎 「細雪」
...その上に機械的の計算や統計を担当する助手の数人の力をかりることができれば...
寺田寅彦 「比較言語学における統計的研究法の可能性について」
...空間自体とはこの哲学的物質の Da- 性格を担当する処のモメントなのである...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...一は小胆にして大事を担当するの器なく...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...私は松山以外の郡部の学事をも担当することになったが...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...また私も輪番の俳句選者を担当する事になっている...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...私と碧梧桐氏と二人で各(おのおの)別に担当する事になって...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...それから日本新聞の方の俳句欄は角田竹冷氏が担当する事になっていたが...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...自分の担当する品物に対する知識をもっている事...
直木三十五 「大阪を歩く」
...これを担当する――婦人といっても...
中里介山 「大菩薩峠」
...その物理的方面を担当することにした...
中谷宇吉郎 「凍上の話」
...その他の役を担当するすべてを世阿弥は連人(つれにん)と呼んでゐるが...
野上豊一郎 「演出」
...侍医頭フォン・グッデン博士と附添を担当する二名の医師...
久生十蘭 「泡沫の記」
...担当する妙な犯罪に深く絡んでいるのは...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...財務は共同経営者の一人が担当する...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...私は特別の仕事を担当するので...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...青山が主に担当する事になっていたというが...
柳宗悦 「民藝四十年」
...襄が幼時の教育は実に彼女の自ら担当する処なりき...
山路愛山 「頼襄を論ず」
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