...樋竹(といだけ)を辷(すべ)る...
泉鏡花 「霰ふる」
...うたびとよ、こといだけ、くちふれよ...
アルフレッド・ドゥ・ミュッセ Alfred de Musset 上田敏訳 「春夜」
...火をいだす時といださゞる時あり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...ゆらゆらゆれる伊達帯(だらり)から江戸紫(えどむらさき)の日がくれる‥‥‥みや よや夕霧さん‥‥‥‥たもとそつといだけばしんなりとあまへるやうにしなだれかゝる――わたしのたもと...
竹久夢二 「どんたく」
...またむしゃむしゃといだした...
田中貢太郎 「太虚司法伝」
...そして汀に立つただ一株の大木のほかにはいつも水をくんだり米をといだりするところに一本のみず木と柳が枝をまじえてるばかりでこれといった木もない...
中勘助 「島守」
...ふといだみ声でめいじました...
新美南吉 「正坊とクロ」
...向島で言問団子(ことといだんご)をたべて...
野村胡堂 「胡堂百話」
...というのは原則として講師は一年単位の臨時やといだからね...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...庖丁といだり干物をとりこんだり...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...潮水でといだお米がおいしいんだと言い張った...
山之口貘 「ダルマ船日記」
...冥府のくら戸はよみのくら戸はひらかれて恋びとよよといだきよれ...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...かえっておめえの足手まといだ」そう言われても...
吉川英治 「江戸三国志」
...捕えたところで、足手まといだ...
吉川英治 「大岡越前」
...身に物の具をまといだした...
吉川英治 「三国志」
...朱漆(しゅうるし)をといだ九尺(しゃく)柄(え)の槍(やり)であった...
吉川英治 「神州天馬侠」
...足手まといだと申すのだな」「のみならず...
吉川英治 「新・水滸伝」
...きっとお助けする考えでいるが――伊織さん」「え」「小さいおまえがいては足手まといだ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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