...おかゝのでんぶを詰(つま)らなさうに覗(のぞ)きながら...
泉鏡太郎 「雨ふり」
...臀部(でんぶ)に戦慄(ふるえ)を感じ...
伊藤左千夫 「去年」
...無知なる田夫野人(でんぶやじん)の口からさえ故事来歴を講釈せしむる事が珍らしくないが...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...肩胛骨(けんこうこつ)や臀部(でんぶ)のあたりは特によく一致していました...
海野十三 「赤耀館事件の真相」
...かゝる一双(いつさう)の玉を秋山の田夫(でんぶ)が妻(つま)にせんは可憐(あはれむべし)...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...乳ト臀部(でんぶ)ノ発達ハ不十分デ...
谷崎潤一郎 「鍵」
...額の生え際(ぎわ)から頭の頂辺(てっぺん)へはりねずみの臀部(でんぶ)の如(ごと)く次第に高く膨らがして...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...「でんぶ」「でんぶ」「でんぶ」「でんぶ」山の峡(かい)や...
中里介山 「大菩薩峠」
...「でんぶ」「でんぶ」「でんぶ」「でんぶ」という風の音か...
中里介山 「大菩薩峠」
...「でんぶ」「でんぶ」「でんぶ」「でんぶ」という波の音(?)のみは消えては起り...
中里介山 「大菩薩峠」
...「でんぶ」「でんぶ」「でんぶ」「でんぶ」またしても...
中里介山 「大菩薩峠」
...悟空の臀部(でんぶ)のほうがそろそろ柔らかくなりはじめたが...
中島敦 「悟浄歎異」
...世界の沈澱物(ちんでんぶつ)で高く積み上げられている...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「皇帝の使者」
...其日の弁当の菜(さい)は母の手製の鰹節(かつぶし)でんぶで...
二葉亭四迷 「平凡」
...肉のもりあがった豊かな臀部(でんぶ)など...
山本周五郎 「青べか物語」
...その上方に臀部(でんぶ)が怒り出ておる...
山本周五郎 「長屋天一坊」
...肺臓の沈澱物(ちんでんぶつ)でも吐くように...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...座蒲団の上に大きな臀部(でんぶ)をぶえんりょに乗せて...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
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