...おかゝのでんぶの蓋(ふた)ものを開(あ)けて...
泉鏡太郎 「雨ふり」
...また僕の臀部(でんぶ)にいくども注射針がぶすりと突立てられることも分った...
海野十三 「海底都市」
...臀部(でんぶ)を撫(な)で...
海野十三 「西湖の屍人」
...臀部(でんぶ)の肉...
海野十三 「爬虫館事件」
...女の臀部(でんぶ)を斬るとは一体何の為だか...
江見水蔭 「怪異暗闇祭」
...乳ト臀部(でんぶ)ノ発達ハ不十分デ...
谷崎潤一郎 「鍵」
...「でんぶ」「でんぶ」「でんぶ」「でんぶ」山の峡(かい)や...
中里介山 「大菩薩峠」
...それが意外にも人間の臀部(でんぶ)であることを知りました...
中里介山 「大菩薩峠」
...「でんぶ」「でんぶ」「でんぶ」「でんぶ」曲々浦汀から起る波(?)の音が...
中里介山 「大菩薩峠」
...漸(やうや)く自分(じぶん)の田畑(たはた)の作物(さくもつ)が僅(わづか)な損害(そんがい)に畢(をは)つたことを慥(たしか)めた時(とき)は彼(かれ)は激甚(げきじん)な被害地(ひがいち)の状况(じやうきやう)を傳聞(でんぶん)して自分(じぶん)の寧(むし)ろ幸(さいはひ)であつたことを竊(ひそか)に悦(よろこ)んだ...
長塚節 「土」
...これを臀部(でんぶ)へ縛(しば)りつけた...
夏目漱石 「坑夫」
...アテシコを伝わって臀部(でんぶ)へ少々感じがあった...
夏目漱石 「坑夫」
...其日の弁当の菜(さい)は母の手製の鰹節(かつぶし)でんぶで...
二葉亭四迷 「平凡」
...ゼーロンの臀部(でんぶ)に...
牧野信一 「ゼーロン」
...臀部(でんぶ)殊に痛み烈(はげ)しく...
正岡子規 「明治卅三年十月十五日記事」
...『伝聞(でんぶん)雑録』...
森鴎外 「渋江抽斎」
...その上方に臀部(でんぶ)が怒り出ておる...
山本周五郎 「長屋天一坊」
...肺臓の沈澱物(ちんでんぶつ)でも吐くように...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
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