...指貫のりんに至るまでかたくななることかぎりなし」と罵りたる...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...これがしだいに大小の核兵器でかためられようとしているのであります...
浅沼稲次郎 「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」
...人々の口は新村議の前でかたい堰をこんなふうに破ったのである...
犬田卯 「瘤」
...コンクリートでかためた四角な空井戸の中のようなところだった...
海野十三 「太平洋魔城」
...今の築地二丁目の出方(でかた)の二階へ引っ越して来た時には...
永井荷風 「雪解」
...綿は綿でかたまって...
夏目漱石 「坑夫」
...髪が血でかたまっており...
平林初之輔 「予審調書」
...犯行の際はいちじ脱いでかたわらへ置き...
牧逸馬 「女肉を料理する男」
...そういう意味での観念でかたちづくったスラブ的なものにこだわらず...
宮本百合子 「音楽の民族性と諷刺」
...コンクリイでかためた戸だ...
三好十郎 「胎内」
...生(なま)の粉を水でかためただけのものである...
柳田国男 「山の人生」
...三人のならず者までかたらっている...
山本周五郎 「竹柏記」
...「早速の御承引でかたじけない...
山本周五郎 「松林蝙也」
...権力本位でかたまっている...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...出方(でかた)の男が去ると...
吉川英治 「江戸三国志」
...男は男でかたまっている...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...縄でかたく縛ってもらった...
吉川英治 「新書太閤記」
...祝(しゅく)という姓が多いんだが」「祝氏(しゅくし)でかためられているわけですか...
吉川英治 「新・水滸伝」
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