...いやにキョトキョトして来たものである...
海野十三 「柿色の紙風船」
...我々の土台が国民である...
大隈重信 「〔憲政本党〕総理退任の辞」
...および銀行であることを観察した...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...高村は畠違いへ踏み込んで来て牙彫の土を持っているなど悪口をいっていることも私は薄々(うすうす)耳にしている所である...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...一切が自分の価値判断から生ずる極端な主観論である...
辻潤 「自分だけの世界」
...何時になったら立派な教育映画が出来るようになるか全く見込が立たない有様である...
寺田寅彦 「教育映画について」
...論理的な或いは直覚上の連関が敷きつめられているのであるが...
戸坂潤 「思想としての文学」
...この歴史的社会の自然物的基礎となり又その歴史的発達の先行段階である処の自然を研究対象とする...
戸坂潤 「辞典」
...少女に持たせて寄来すのである...
豊島与志雄 「春盲」
...我輩今回帰朝の途次、上海(シャンハイ)に上陸したので、同地在留の外国人に対し国際聯盟に関する講話を試み、世界の大国中でいまだ加盟せぬのは米、独、露である、露国は公使のようなものを送って聯盟を研究させており、独逸も加盟を希望して片足位は入ったようなものであるが、全く入ろうとしていないのは米国、メキシコ、土耳古(トルコ)、アフガニスタン等であると述べた時、在留の米人中には「私共の国はアフガニスタン等と同列にあるのか」と面(おもて)を掩(おお)うているのを見た...
新渡戸稲造 「国際聯盟とは如何なものか」
...自由にコントロールすることができるのである...
萩原朔太郎 「夢」
...さうしてそこに新鮮味が生れるのである...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...すなわち労賃基金説においては、総労賃は労働者に分たるべきところの生産された既与の食物量なのであり、これが労働者に分たれて労賃となる、というのである...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...右に打樹てた原則に従ってそれが有用たり得る唯一の観点なのであるが...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...景気よく乗り込んでゆくところなのである...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「墓地へゆく道」
...御縁続きであることがおわかりになりこちらへおいでになることにもなったのでございます」とだけ言っていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...学者は此(ここ)に従事せずにはいられぬのである...
森鴎外 「渋江抽斎」
...灰としてはまず第一等のものである...
和辻哲郎 「京の四季」
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