...てんでんくちばしで網のさきをくわえました...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「野のはくちょう」
...てんでんがいったあ...
泉鏡花 「海異記」
...なんだかみんなの心がてんでん向き向きのようで...
伊藤左千夫 「隣の嫁」
...てんでんに話し合ったり...
江戸川乱歩 「踊る一寸法師」
...てんでんに怒鳴ったり...
江戸川乱歩 「踊る一寸法師」
...てんでんばらばらで...
アントン・チェーホフ 神西清訳 「桜の園」
...てんでんに食べ物を猟(あさ)っていた...
徳田秋声 「足迹」
...」てんでんに下らなく笑って...
徳田秋声 「足迹」
...Kと私とは各自(てんでん)の時間の都合で出入りの刻限にまた遅速ができてきました...
夏目漱石 「こころ」
...てんでんばらばらになつてゆくより...
林芙美子 「浮雲」
...てんでん思い思いに何ともいえぬ恰好をして坐っている...
久生十蘭 「魔都」
...てんでんばらばらに百姓家が建ちならんでおり...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...てんでんに赤襷白襷の見るも甲斐/\しいいでたちで...
牧野信一 「ダニューヴの花嫁」
...二人の子どもがてんでんにかれの両わきに席(せき)をしめた...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...てんでんにじょうだんを言い合ったりしていた...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...なるほど王様のためにはわが国のてんでんばらばらな諸党派諸地方をその法令の下にご統率遊ばされるという吉兆を示しているのかも知れないが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...またはてんでんの小児(こども)の噂などで...
矢崎嵯峨の舎 「初恋」
...てんでんばらばらに弾けた...
矢田津世子 「反逆」
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