...横合から硝子窓(がらすまど)へ照々(てらてら)と当る日が...
泉鏡花 「縁結び」
...磨込んだ顔がてらてらと光る...
泉鏡花 「婦系図」
...てらてらに光っていたが...
魯迅 井上紅梅訳 「薬」
...トマトのやうな真赤な額をてらてらさせながら...
薄田泣菫 「茶話」
...鼻わきから頤(あご)にかけててらてらと油は浮くし...
武田麟太郎 「大凶の籤」
...炭火のほてりでてらてら油びかりしだした丸い顏を...
太宰治 「道化の華」
...白く塗った壁が鏡のようにてらてらと光って...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「嬰寧」
...そして栄養のいいてらてらした顔の...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「小波瀾」
...てらてら照(ひか)る顔ではない...
夏目漱石 「三四郎」
...長火鉢は拭き込んでてらてら光るところが身上(しんしょう)なのだが...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...顔の皮膚がばかにてらてら光っている...
林芙美子 「新版 放浪記」
...てらてらと赤く光っていた...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...赤くてらてらと光ってい...
山本周五郎 「季節のない街」
...抜けあがった額から頬が赤くてらてら光っていた...
山本周五郎 「柳橋物語」
...若者のようないら立たしさが額のあたりにてらてらと光っていた...
横光利一 「旅愁」
...てらてら揺れ浮いている藤吉郎の笑顔を睨んでいると...
吉川英治 「新書太閤記」
...彼の頬は月にてらてら乾いていた...
吉川英治 「宮本武蔵」
...てらてら遊んでいる...
吉川英治 「宮本武蔵」
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