...てまえ、福井のおやじでございます...
江戸川乱歩 「怪奇四十面相」
...怪人は百メートルほどてまえで...
江戸川乱歩 「怪人と少年探偵」
...一同は賊のすみかの百メートルほどてまえで自動車をおり...
江戸川乱歩 「大金塊」
...――学校のてまえにあった五六軒のカフェーも二軒のおでんやも見なれた家であった...
田中貢太郎 「馬の顔」
...怒(おこ)るまえぞえ見棄(みす)てまえ...
長塚節 「土」
...御町間中(おんまちまなか)にはたを立前(たてまえ)一 まいは立町油町(たてまちあぶらまち)一 けんだん殿は二かい座敷に昼寝すて...
柳田国男 「遠野物語」
...そちは、職分のてまえ、眼前の苦情をいうとるのじゃ...
吉川英治 「大岡越前」
...あの方のご気質はてまえがよく呑みこんでいます...
吉川英治 「三国志」
...てまえは御勅使の案内者にすぎません」「えッ...
吉川英治 「私本太平記」
...……でなくば、伊吹の佐々木道誉が、お迎えのための軍ではないのか」「そうあれかしと、てまえも祈って、いろいろ探らせましたところ、やはり、さにあらで、賊は野伏や土民兵らしく、また御旗は、這奴(しゃつ)らのなかまの内に、先帝(後醍醐のこと)の五ノ宮(皇子)とかがおられるためと称(とな)えております由」「はて、そんな宮が、野伏山賊のなかまに擁(よう)せられているなどはいぶかしいぞ...
吉川英治 「私本太平記」
...――てまえは斎藤方の家臣ではないが...
吉川英治 「新書太閤記」
...てまえもそうそうお待ちしきれないかも知れません」といった...
吉川英治 「新書太閤記」
...てまえと同行した御老臣ほか二名は...
吉川英治 「新書太閤記」
...てまえ托されて参りました...
吉川英治 「新・水滸伝」
...「――てまえは清河県(せいかけん)の生れ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...てまえの望みは小さく...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...てまえは武士じゃございません...
吉川英治 「源頼朝」
...てまえが又十郎の相手いたしまする...
吉川英治 「柳生月影抄」
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