...有漏覚(うろおぼ)えの舞の手振(てぶり)...
巌谷小波 「こがね丸」
...別(わかれ)の手振(てぶり)うれたくもわが俤(おもかげ)は蕭(しめ)やかに辷(すべ)り失(う)せなむ氣色(けはひ)にて...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...指(ゆび)組(く)み絞(しぼ)り胸隱くす双(さう)の手振(てぶり)の怪しきは...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...靜かなる慰撫(いたはり)の手振(てぶり)優しく...
アダ・ネグリ Ada Negri 上田敏訳 「母」
...手振(てぶり)狂ほしく足並(あしなみ)亂れ...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...ひかた吹く花合歡(ねむ)の下もろこしのみやこのてぶりあが我鬼は立つ...
小穴隆一 「二つの繪」
...失敗した蟹(かに)のあわてぶりが...
壺井栄 「二十四の瞳」
...息のはずんだあわてぶりが...
中里介山 「大菩薩峠」
...そのあわてぶりと謝罪ぶりの大仰なことだけが...
中里介山 「大菩薩峠」
...手振(てぶり)も鮮かに一椀の抹茶(まっちゃ)を押戴いて...
中里介山 「大菩薩峠」
...この地方の正月記事は幸いに「奥の手振(てぶり)」という寛政六年のものが...
柳田国男 「雪国の春」
...服のどこかが絶えず茎の歯にひっかかってぶりぶりと鳴った...
横光利一 「旅愁」
...幕府部内のあわてぶりやら...
吉川英治 「私本太平記」
...敵二万余騎の不可解なあわてぶりも...
吉川英治 「私本太平記」
...その慌てぶりを思い思いにして...
吉川英治 「私本太平記」
...「新田勢のあわてぶりよ...
吉川英治 「私本太平記」
...侍女や家来たちの慌てぶりを...
吉川英治 「新書太閤記」
...且つ土地の気風から殆んど東京化してゐる様な所なのでその建てぶりもなか/\に気が利いてゐる...
若山牧水 「村住居の秋」
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