...一刀をふるってつきとめて見れば...
井上円了 「おばけの正体」
...かんばらこほりにてする事なり)○突(やすつき)(水中のさけを見すましやすにてつきとる...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...てつきり狗(いぬ)めがやつちやつたんだね...
薄田泣菫 「茶話」
...「てつきり亡くなつたものに相違ない...
薄田泣菫 「独楽園」
...ひどい凍(い)てつきようでしたが...
アントン・チェーホフ 神西清訳 「桜の園」
...てつきり腑におちてこないところのあるのに気づいたといふ風で...
徳田秋聲 「フアイヤ・ガン」
...腕に子供をかかえてつき立った壁を攀(よじ)登れるものではない...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...表付(おもてつき)だけセメントづくりに見せかけた商店が増え...
永井荷風 「寺じまの記」
...平岡は器用な手付(てつき)をして猪口(ちよく)を口(くち)へ着(つ)けた...
夏目漱石 「それから」
...てつきり何かの不良記者かゆすりの類と考へ...
萩原朔太郎 「追憶」
...てつきり頭がどうかしてゐると思はれます...
原民喜 「ガリヴア旅行記」
...ただひとつ伴流の手突(てつき)水矢にかぎったことでございます...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...てつきり、そいつはあの橋の上でいやに妾たちに絡んで来やがつた、あのやくざ者に違ひないよ、でなかつたら、どんなものでも賭けるよ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...てつきり悪魔がうづくまつてゐるのぢやないかと思つたことも再々のことでな...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...かういふ風であるから大人に成つて後東京の者は愛嬌(あいきょう)があつてつき合ひやすくて何事にもさかしく気がきいて居るのに反して田舎の者は甚だどんくさいけれどしかし国家の大事とか一世の大事業といふ事になるとかへつて田舎の者に先鞭(せんべん)をつけられ東京ツ子はむなしくその後塵(こうじん)を望む事が多い...
正岡子規 「墨汁一滴」
...ゆん手には水にのぞみてつきだしたる高殿の一間あり...
森鴎外 「文づかい」
...六尺棒をもってつきあいに出た番太郎(ばんたろう)が...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...縛(から)め捕(と)ってつき出すもよろしい...
吉川英治 「源頼朝」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??