...適切(てつきり)チフス性の赤痢と思つて加藤も弱つたのであるが...
石川啄木 「鳥影」
...一刀をふるってつきとめて見れば...
井上円了 「おばけの正体」
...安心してつきあっておくれ...
海野十三 「一坪館」
...いつの間にかこよなき友達としてつき合い始めたのは...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...三毛を連れて来てつき合わせると三毛のほうが非常に驚き恐れて背筋の毛を逆立てた...
寺田寅彦 「子猫」
...きまり悪そうな手容(てつき)で新吉の前に差し出した...
徳田秋声 「新世帯」
...てつきりさうだと思ふ家に気がついた...
徳田秋声 「のらもの」
...腕に子供をかかえてつき立った壁を攀(よじ)登れるものではない...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...てつきり『山賊襲来』と思つたのは...
野口雨情 「大利根八十里を溯る」
...執拗に生きてつきまとっているように思われた...
萩原朔太郎 「ウォーソン夫人の黒猫」
...あるひは鐵器時代(てつきじだい)といふのです...
濱田青陵 「博物館」
...てつきりもうそれにきめてしまつたのだが...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...手搗足搗(てつきあしつき)のお米は水分を含みませんからその心持(こころもち)で余計に水を張らないと硬(こわ)く出来ます...
村井弦斎 「食道楽」
...少年の時から世間の専門家を師にしてつきもしたし...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
......
室生犀星 「抒情小曲集」
...ゆん手には水にのぞみてつきだしたる高殿の一間あり...
森鴎外 「文づかい」
...これは佐賀県人だとかいってつき合ったのが...
柳田国男 「故郷七十年」
...大地が雪の棺衣の下で凍てつきしびれている時...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
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