...どうじょうの かってぐちに まわりました...
五十公野清一 「一休さん」
...かってぐちに まわれと いったぞ...
五十公野清一 「一休さん」
...これは帽子もかむらず勝手口(かってぐち)の傍で草でもむしっているような恰好をすれば...
海野十三 「三角形の恐怖」
...庖厨口(かってぐち)のほうへ往くには...
田中貢太郎 「黄燈」
...「この小厮(こぞう)をどこかへおっぽりだして来る」広巳は庖厨口(かってぐち)からゆるゆると出て往った...
田中貢太郎 「春心」
...折々(をり/\)勝手口(かつてぐち)の破障子(やぶれしやうじ)から座敷(ざしき)の中まで吹き込んで来る風が...
永井荷風 「すみだ川」
...そのまま案内も請(こ)はず勝手口(かってぐち)を廻りて庫裡(くり)の裏手に出づ...
永井荷風 「葡萄棚」
...夜(よ)に成(な)つて板(いた)の間(ま)の娘等(むすめら)が座敷(ざしき)の方(はう)へ引(ひ)かれた頃(ころ)勝手口(かつてぐち)に村落(むら)の若者(わかもの)が五六人(にん)立(た)つた...
長塚節 「土」
...町内(ちやうない)に二十年(ねん)も住(す)んでゐる八百屋(やほや)の爺(おやぢ)が勝手口(かつてぐち)でわざ/\説明(せつめい)して呉(く)れた事(こと)がある...
夏目漱石 「門」
...今(いま)では節(ふし)の多(おほ)い板塀(いたべい)が片側(かたがは)を勝手口(かつてぐち)迄(まで)塞(ふさ)いで仕舞(しま)つた...
夏目漱石 「門」
...わざと遠慮(ゑんりよ)して勝手口(かつてぐち)へ回(まは)ると...
夏目漱石 「門」
...勝手口(かつてぐち)へ行(い)つて...
夏目漱石 「門」
...「今朝(けさ)もつい寐忘(ねわす)れて失禮(しつれい)しました」彼(かれ)はこそ/\勝手口(かつてぐち)から井戸端(ゐどばた)の方(はう)へ出(で)た...
夏目漱石 「門」
...勝手口(かつてぐち)より怕々(こわ/″\)のぞけば...
一葉女史 「大つごもり」
...あんな安値で引受けたのだといってぐちをこぼすが...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「外套」
...どうしてぐちがいえましょう...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...表口(おもてぐち)の内側にゐた菊地鉄平は...
森鴎外 「大塩平八郎」
...犠牲(にえ)になった幾人もの斬口(てぐち)をみたが...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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