...てきめんの効果があった...
海野十三 「断層顔」
...てきめんに名津子にひびいたとすれば...
海野十三 「霊魂第十号の秘密」
...前に自ら女子を欺きたるその応報の覿面(てきめん)に示現したのに外ならぬ...
大隈重信 「婦人問題解決の急務」
...無電の効果が覿面(てきめん)に現れた...
大阪圭吉 「動かぬ鯨群」
...「信者を置いてきぼりにした罰(ばち)は覿面(てきめん)さ……」小山内氏はその後会ふ人毎にこの話をして鼻をぴよこぴよこさせてゐる...
薄田泣菫 「茶話」
...効果てきめん...
太宰治 「グッド・バイ」
...そのむくいは、てきめんで、あくる日わたしは傍屋(はなれ)へ出かける道々、ひどい当惑(とうわく)を感じた...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...朝(あさ)の眠(ねむ)たさが覿面(てきめん)に自分(じぶん)を窘(たしな)めるにも拘(かゝ)はらずうそ/\と歩(ある)いて見(み)ねば臭(くさ)い古(ふる)ぼけた蚊帳(かや)の中(なか)に諦(あきら)めて其(その)身(み)を横(よこ)たへることが出來(でき)ないのである...
長塚節 「土」
...覿面(てきめん)に叩きつけられたのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...てきめんに生活が豊富になると云うのだ...
林芙美子 「恋愛の微醺」
...効果てきめんだった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...煽動した因果覿面(てきめん)...
南方熊楠 「十二支考」
...己もあの高い精霊を覿面(てきめん)に見たとき...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...何か非常な侮辱を覿面(てきめん)に与えて遣りたいのである...
シュニッツレル Arthur Schnitzler 森鴎外訳 「みれん」
...ところが天罰覿面(てきめん)とはこの事であったろうか...
夢野久作 「木魂」
...その効果の覿面(てきめん)なのに...
吉川英治 「三国志」
...おのれの科(とが)は覿面(てきめん)にすぐおのれへ帰ってくる...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...おれたちの鬱憤(うっぷん)も因果はてきめん...
吉川英治 「宮本武蔵」
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