例文・使い方一覧でみる「てきぱきした」の意味
スポンサーリンク...てきぱきした物云いで... 
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...それは、さつき別人の観があつた、てきぱきした、俊敏な医者らしい練吉から、もとの彼に逆もどりした風であつた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...また極めててきぱきしたものだった...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...てきぱきした彼女の商（あきな）いぶりを讃（ほ）めてくれた辞（ことば）が...
徳田秋声 「あらくれ」
...面と向かっててきぱきしたことは言えなかった...
徳田秋声 「挿話」
...てきぱきしたの好きなの...
徳田秋声 「チビの魂」
...咲子のてきぱきしたのが...
徳田秋声 「チビの魂」
...そのうえてきぱきした聡明（そうめい）な娘――こういったたぐいの娘は現代のわが国ではいっこうめずらしくないが...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...てきぱきした語調である...
豊島与志雄 「女心の強ければ」
...平素からてきぱきした男だが...
豊島与志雄 「神棚」
...ただ李のてきぱきした率直な言葉のなかに...
豊島与志雄 「在学理由」
...家事取締女らしい様子のてきぱきした女が出て来た...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...一向てきぱきしたところがなかった...
原民喜 「壊滅の序曲」
...いつもよりずっとてきぱきした調子で遮った...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj（Николай Васильевич Гоголь） 平井肇訳 「死せる魂」
...てきぱきした返辭だ...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...さわ子もてきぱきした性質でないことは認めるなんて――勇蔵さんはああいう機敏な男だから...
「海流」
...もちまえのてきぱきした解放的な性分で...
山本周五郎 「おれの女房」
...もっとてきぱきした男だった...
山本周五郎 「柳橋物語」
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