...このつむじ曲りの耄碌(もうろく)馬は...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「スリーピー・ホローの伝説」
...元来椿岳というような旋毛曲(つむじまが)りが今なら帝展に等しい博覧会へ出品して賞牌を貰(もら)うというは少し滑稽(こっけい)の感があるが...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...日頃のつむじまがりもどこへやら...
海野十三 「大使館の始末機関」
...――日はわりなくも靜心知らず亂れてつむじ風ふと思ひたち...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...自体学者や芸術家などいふ連中(れんぢゆう)には旋毛(つむじ)の曲つたのが多いから...
薄田泣菫 「茶話」
...はては旋風(つむじかぜ)のようにぐるぐる廻り出した...
豊島与志雄 「神棚」
...仏頂寺のつむじが少々曲りかけて...
中里介山 「大菩薩峠」
...この意外は強(し)いてつむじを曲げるほどの意外ではなかったと見え...
中里介山 「大菩薩峠」
...あんまり曲っていないつむじを...
中里介山 「大菩薩峠」
...相變らず旋風(つむじ)のやうに飛んで來たのは八五郎でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...世間と違つて旋毛(つむじ)が曲つてゐますね」「まるでお前見たいぢや無いか」錢形平次は相變らずの調子で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...旋風(つむじ)の風道(かざみち)にしたがって生き物のように高く低く舞い遊んでいたが...
久生十蘭 「ボニン島物語」
...これを少し考へかへてある程の蝶の数見るつむじかな 一排真直(まっすぐ)に矢走(やばせ)を渡る胡蝶(こちょう)かな木導(もくどう)など...
正岡子規 「俳諧大要」
...常識家でゐながらつむじ曲りであつた...
三宅周太郎 「中村梅玉論」
...花つむじが幾つもの小さいつむじを捲き...
吉川英治 「新書太閤記」
...毛の硬いもみあげが旋風(つむじ)を描き...
吉川英治 「新・水滸伝」
...旋風(つむじ)になって...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...その喧嘩のつむじ風は...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索