...礫(つぶて)を拾つて投げたりした...
芥川龍之介 「槍ヶ嶽紀行」
...たとえばばらばらと投げられるつぶてを避けようともせずに突っ立つ人のように...
有島武郎 「或る女」
...礫(つぶて)のような雪を吹きつけるばかりか身体が逆に吹き戻される...
板倉勝宣 「五色温泉スキー日記」
...げんこのつぶてが飛んできそうなあんばいだった...
ハーバート・ジョージ・ウエルズ 海野十三訳 「透明人間」
...それは梨(なし)の礫(つぶて)同様で...
海野十三 「三人の双生児」
...と云って、又紙つぶてで、尋ね返していては、時間をとるばかりだし、いつ丈五郎が土蔵の中へ這入って来ぬとも限らぬので、諸戸の思慮を信頼して、私はすぐ様その場を立去った...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...いざというときの石つぶてのかわりになる...
江戸川乱歩 「少年探偵団」
...雨は却て礫(つぶて)を打つように一層激しく降りそそいで来た...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...幾度手紙を出しても梨(なし)のつぶてであつた...
林芙美子 「浮雲」
...画学生達はキャラメルをつぶてのように投げてくれる...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...ばらばら石つぶてを打つ者もあった...
水上滝太郎 「果樹」
...「女の面に礫(つぶて)を打つような酷(むご)たらしい方には...
室生犀星 「野に臥す者」
...馬車は無数の礫(つぶて)を投げつけるような蹄(ひづめ)の音を...
横光利一 「上海」
...続いて無数の投げ槍と礫(つぶて)が落ちて来た...
横光利一 「日輪」
...おそろしく熟練(じゅくれん)した礫(つぶて)を投げはじめた...
吉川英治 「神州天馬侠」
...梨(なし)のつぶてなので...
吉川英治 「新書太閤記」
...石礫(いしつぶて)を抛(ほう)っていた七...
吉川英治 「新書太閤記」
...梨(なし)のつぶてだった...
吉川英治 「新書太閤記」
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