...つぶさに先(さき)の日の如くありて...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...諫爭に 525從ひたりし行動の次第つぶさに聞き知れり...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...みな裏地の下部をつぶさに見ればわかる...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「蒼炎石」
...単身神戸へ出てつぶさに辛酸を舐めたらしかった...
柳田国男 「故郷七十年」
...その次第をつぶさに打明けて...
吉川英治 「江戸三国志」
...――と思ったので、左右太は、相愛の感情とは、関(かかわ)りなく、楽翁と義平太父子(おやこ)の、切ない立場を、つぶさに話した...
吉川英治 「大岡越前」
...つぶさに知っていた...
吉川英治 「黒田如水」
...ありし顛末(てんまつ)をつぶさに物語った...
吉川英治 「三国志」
...つぶさに告げていたにちがいない...
吉川英治 「私本太平記」
...――ご親戚(しんせき)の玄恵法印(げんえほういん)さまより、事つぶさに、これも楠木家を案じられてのご情報で」「そうだったなあ」「はアて?」ひと膝、ゆすって、「殿には、なぜ、そのように、ひと事みたいに仰っしゃいますのか」「そちこそ、なんでまた、度(ど)を失うのだ...
吉川英治 「私本太平記」
...事態の急をつぶさに告げて...
吉川英治 「新書太閤記」
...つぶさに書きとめておいたのであった...
吉川英治 「新書太閤記」
...信盛はつぶさに見まわしながら...
吉川英治 「新書太閤記」
...「待てよ……? おかしい」山絵図をひろげ、つぶさに、四顧(しこ)の地勢と考え合わせてみると、どうやら加賀境をうしろに、越中の西端、五位山(ごいさん)から梨(なし)ノ木(き)峠(とうげ)へ、向いつつあるように思われた...
吉川英治 「新書太閤記」
...一応の次第をつぶさに申し立てた後...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...範綱は、その人々が去るのを待ってから、すでに、新大納言に謀叛(むほん)の下ごころがあることを、平家方では、察知しているということを、今日の庄司七郎の言葉を例証として、つぶさに、内奏した...
吉川英治 「親鸞」
...将校たちも大勢の上をつぶさに見廻した...
吉川英治 「日本名婦伝」
...そしてつぶさにあの老母から...
吉川英治 「宮本武蔵」
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