...つぶさにその兄の失せにし鉤を徴(はた)れる状の如語りたまひき...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...ここを以ちてつぶさに海(わた)の神の教へし言の如...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...その理想ゆえに艱難辛苦(かんなんしんく)をつぶさに嘗(な)め...
太宰治 「めくら草紙」
...様々な観点からつぶさに調べてみたが...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「ボヘミアの醜聞」
...つぶさに甞(な)めなければならない運命を彼れは担(にな)ってかえってきたのだった...
長谷川時雨 「マダム貞奴」
...夷人跳梁の有様をつぶさに見た...
服部之総 「志士と経済」
...つぶさに苦楽をともにした畏敬する相棒(コオバン)...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...張作霖の行動をつぶさに偵察し...
河本大作 「私が張作霖を殺した」
...単身神戸へ出てつぶさに辛酸を舐めたらしかった...
柳田国男 「故郷七十年」
...つぶさに敗戦の苦を嘗(な)めてきた劣勢の兵だった...
山本周五郎 「死處」
...手分けをしてつぶさにしらべた...
山本周五郎 「その木戸を通って」
...その動機から今夜までの経過をつぶさに聞くと...
吉川英治 「江戸三国志」
...使いの結果をつぶさに復命した...
吉川英治 「三国志」
...つぶさに告げていたにちがいない...
吉川英治 「私本太平記」
...小林弥左衛門は、正林の口から、佐々成政の表裏を、つぶさに聞いた...
吉川英治 「新書太閤記」
...いずれ面晤(めんご)の折にはつぶさに――とある...
吉川英治 「源頼朝」
...つぶさに話しゃれ」「……話します」隠す気は起らない...
吉川英治 「宮本武蔵」
...そしてつぶさにあの老母から...
吉川英治 「宮本武蔵」
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