...人工竜巻の生ずるモーメント...
海野十三 「地軸作戦」
...「物うりの尻声(しりごえ)高く名乗りすて」は喜劇中のモーメントである...
寺田寅彦 「映画時代」
...偶々今日に於ける社会通念としての所謂常識に含まれている諸モーメントが又明らかになって来る...
戸坂潤 「思想としての文学」
...即ち其れ丈けの程度に於て必ずヘーゲルの所謂擧揚(アウフヘーベン)されたる契機(モーメント)として將來の人文中に永久に生きて行くべき者であると私は信ずるのであります...
朝永三十郎 「懷疑思潮に付て」
...戦争がはじまるモーメントなんか...
久生十蘭 「川波」
...つまり刑罰の主要なモーメントの案配は...
久生十蘭 「新西遊記」
...日本人の別な一面を理解させるモーメントになるだろう...
久生十蘭 「だいこん」
...そのうちに九月のドーラ・カプランのレニン暗殺事件をモーメントにしてチェカの仕事は文字通りのギロチンになり...
久生十蘭 「淪落の皇女の覚書」
...ところが日本の文学の発達を考えて見るに果してそう云うモーメントが有ったか...
二葉亭四迷 「私は懐疑派だ」
...それに伴う運動量(モーメントゥム)はその困難に比例するものであるが...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「盗まれた手紙」
...活々したモーメントを批判し...
宮本百合子 「新たなプロレタリア文学」
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