...翼(つばさ)を大きくひろげていた...
海野十三 「恐竜島」
...「菜摘邨来由(なつみむららいゆ)」と題する巻物が一巻、義経公より拝領の太刀(たち)脇差(わきざし)数口、及(およ)びその目録、鍔(つば)、靱(うつぼ)、陶器(とうき)の瓶子(へいし)、それから静御前より賜(たま)わった初音(はつね)の鼓(つづみ)等の品々...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...軽侮の様子で唾(つば)を吐き...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...夕食の時間を待つばかりだ...
豊島与志雄 「野ざらし」
...さらぬだにさらぬも早き河の上を心のまゝにとぶつばめかな山漸く迫りて道高低す...
長塚節 「草津行」
...唾(つば)をぐつと嚥(の)んだ...
長塚節 「土」
...つばきの花がふたつかさなってたわ...
新美南吉 「病む子の祭」
...富貴望むが儘なるべし――は少し眉唾(まゆつば)だが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ガラス製の立派な箱が十五、六、その広い鋪(みせ)に並べてあって、その中には、外国人がクリスマスに食べるようなパイや、その他種々な生菓子が並べてあると、一方の棚(たな)の中には、栗饅頭(くりまんじゅう)や、金つばや、鹿(か)の子(こ)などという東京風の蒸し菓子が陳列してあった...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...「つばめ、左楽、柳条」としたためた三枚看板も見えてきた...
正岡容 「寄席」
...学校の一番も眉つばねえ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...一匹のみつばちが...
村山籌子 「はちとくま」
...三葉柏(みつばがしわ)の紋を附け...
森鴎外 「渋江抽斎」
...五つ六つばかりの男の子が...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...あぐらをかいた膝(ひざ)のあいだに抱えている刀の鍔(つば)がうるさく顎(あご)へ当るため...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...慥(しか)と聞いた」「何たること!」諸士は地に唾(つば)をして...
吉川英治 「黒田如水」
...「いまはただ夜を待つばかりにて候う」と...
吉川英治 「三国志」
...両の翼(つばさ)でバサと大地をうったかと思うと...
吉川英治 「神州天馬侠」
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