...いつどこでスナップするか判らぬザイルを...
石川欣一 「可愛い山」
...丑満時(うしみつどき)を報(つ)げ来(こ)して...
泉鏡花 「活人形」
...たゞひとり闇穴道(あんけつどう)におりたちて...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...いつどこからわき出したか...
海野十三 「宇宙戦隊」
...早く入口の鉄扉(てつど)を下ろさせようじゃないか」会社の帰りらしい洋服男が...
海野十三 「空襲葬送曲」
...しょうねんたんていだんの七つどうぐの一つで...
江戸川乱歩 「かいじん二十めんそう」
...いつどんな事が起きても生徒は満足に避難出来るものと信じてゐるのだ...
薄田泣菫 「茶話」
...あのブランディー面(づら)の悪党のイズレール・ハンズが甲板の上に砲弾を一つどしんと抛り出したのが...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...そのつど断つてゐるのであつた...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...あさましいやつどもがやって来て...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...この仕事はもう彼の年齡には不向きになりかけていたので、時おり意外な嘲笑を招いたが、そのつど彼は、こっぴどく鐵拳をふるって相手を沈默させるのであった...
アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...奥方からもまたこの道中の都度都度(つどつど)に音信のあることがわかります...
中里介山 「大菩薩峠」
...こがね花咲くと詠みて奉りたる金花山、海上に見わたし、数百の廻船、入江につどひ、人家地をあらそひて、竈(かまど)の煙たちつづけたり...
中里介山 「大菩薩峠」
...二つ三つどやし付けた程でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...いつどの街角からひょっこり人が現れてくるかもしれないのに...
平林初之輔 「五階の窓」
...鯡(にしん)を焼けば蛇聚(つど)い来るとあったが虚実を知らぬ...
南方熊楠 「十二支考」
...当り前の者ならばその都度(つど)驚いて...
夢野久作 「白髪小僧」
...水口につどへる群のくろぐろと泳ぎて鮒(ふな)も水もひかれりいしたたきあきつ蛙子あそび恍(ほ)け池にうつれる庭石の影まひおりて石菖のなかにものあさる鶺鴒(いしたたき)の咽喉の黄いろき見たり庭石のひとつひとつに蜥蜴(とかげ)ゐて這ひあそぶ晝となりにけるかな...
若山牧水 「樹木とその葉」
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