...われを忘れるほどのおほ聲をつづけざまに發し...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...ランプの石油はつづけざまに吸ひあげられるのである...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...まぶしい火光がつづけざまに走ったと思ったら...
海野十三 「火星兵団」
...つづけざまに聞こえてきました...
江戸川乱歩 「大金塊」
...五滴とつづけざまにマスクへ垂らして...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「麻酔剤」
...すなわち独吟はちょうど伴奏さえもつかないほんとうの独奏をつづけざまに一時間も聞かされるようなものである...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...三個四個五個の敵弾つづけざまに乱れ飛び...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...つづけざまに叫ぶと...
直木三十五 「南国太平記」
...つづけざまに叫んで...
直木三十五 「南国太平記」
...「卑怯者っ、卑法者っ」と、つづけざまに、絶叫した...
直木三十五 「南国太平記」
...親分さん方」皆次は二つ三つつづけざまにお辞儀をしました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...つづけざまに揚げきったようですよ」「それでよかろう」これだけのことを訊きおわると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...胸をおさえてつづけざまに咳をした...
久生十蘭 「ノア」
...つづけざまに長手の突きをやる...
久生十蘭 「ハムレット」
...つづけざまに跳び上がったりくるくるまわったりしたので...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「黄金虫」
...ひどく酔っている壮六をつづけざまになぐりつけて...
三好十郎 「樹氷」
...どこにいるのじゃ」「ここだよ、ここだよ」と蛾次郎(がじろう)が手をたたくと、その音(おと)をたよりにねらった鉄砲(てっぽう)の弾(たま)が、またも、つづけざまに、二、三発、ズドンズドン! と火の縞(しま)を走らせた...
吉川英治 「神州天馬侠」
...幾度もつづけざまにする...
吉川英治 「親鸞」
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