...つつましい家庭にこそ仕合せがありますよ...
太宰治 「弱者の糧」
...実に謙遜なつつましい奥さんであるのだが...
太宰治 「女人訓戒」
...つつましい生活をしようとしたができなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...言い知れぬやさしいつつましい浮かれ心が...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...態度はつつましいが...
豊島与志雄 「母親」
...つつましい人柄についてである...
野村胡堂 「胡堂百話」
...そういうつつましい野の花を抱き...
久生十蘭 「ハムレット」
...その強烈な匂ひに対して山の端に出た三日月のこれはまたつつましいこと...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...何とも云ひやうのない深いつつましいためいきの音ばかりきこえました...
宮沢賢治 「銀河鐵道の夜」
...あっちにもこっちにも子供が瓜(うり)に飛びついたときのようなよろこびの声や何とも云いようない深いつつましいためいきの音ばかりきこえました...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...今迄自分が訪ねて行つた女たちが全部と言つてよい位に貧しくつつましい生活をしていたのが...
三好十郎 「肌の匂い」
...しかもつつましい醇朴な生活だらう! 大きな食卓の上の...
三好達治 「測量船拾遺」
...ついつつましい態度を忘れてしまう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...そのつつましい初期においては何かしら避けにくいものを持っており...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...つつましいヤンとゴオドとのロマンスが...
山本周五郎 「青べか日記」
...素朴なつつましい生活の音...
山本周五郎 「おれの女房」
...つつましい女になりたかったのよ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...つつましい笑い方に黒豆をならべたようなおはぐろの歯を見せて...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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