...)日夜大和上に随従していた者の作と確かにうなずける彫刻的な自然さがあり、このつつましい、寂しい、しかも深い、そしてあたたかい高僧の魂がそのまま姿となってあらわれたような美しさがある...
高村光太郎 「本邦肖像彫刻技法の推移」
...つつましい市民としての生活を忍んで...
太宰治 「女の決闘」
...つつましい小さい声が聞えた...
太宰治 「乞食学生」
...つつましい誇りを持っているものです...
太宰治 「新ハムレット」
...決して出しやばらうとせぬつつましい温和な表情...
太宰治 「津軽」
...つつましい情感よ...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...つつましい生活をしようとしたができなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...各相手のつつましい愛情に包まれて...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...下手(へた)なつつましい返事を書いて...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...いかにつつましい甘っぽい眼つきが注がれたことだろう! 講義のときに...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...家庭のつつましい幸福を...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...決して座布団の上に坐られなかったようなつつましい心使いの方であったそうである...
中谷宇吉郎 「牧野伸顕伯の思い出」
...まじめなつつましい心のすべての若い人々は...
宮本百合子 「結婚論の性格」
...つつましいながら精一杯のよろこびを獲てゆこうとするいいところがなくて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...双方ともつつましい相い客になっていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...素朴なつつましい生活の音...
山本周五郎 「おれの女房」
...そのつつましい心と姿で四月の太陽を讃めるのは...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...つつましい好青年であり...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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