...羽をつつけばつつくほど...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「ほんとにそのとおり!」
...私に行けとつつくではないか...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...それで寄鍋をつつくうちは...
泉鏡花 「薄紅梅」
...私は絵を見るよりも骨董品をつつくより...
妹尾韶夫 「凍るアラベスク」
...火箸はナイフをつつくため...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「予謀殺人」
...べとべとしてゐて足裏に埃のいやにくつつく廊下や階段を誰かが歩いただけで...
武田麟太郎 「日本三文オペラ」
...このステッキがドイツの stechen につながるとすると今度は「突く」「つつく」が steik に近づいて来るし...
寺田寅彦 「言葉の不思議」
...高等小学校の理科の時間にTK先生という先生が坩堝(るつぼ)の底に入れた塩酸カリの粉に赤燐(せきりん)をちょっぴり振りかけたのを鞭(むち)の先でちょっとつつくとぱっと発火するという実験をやって見せてくれたことを思い出す...
寺田寅彦 「追憶の冬夜」
...二人とも金魚みたいにぞろぞろしてるうへに大きな羽子板が手にあまつて二つ三つつくとは落してしまふ...
中勘助 「銀の匙」
...その膜の一部を一寸つつくと...
中谷宇吉郎 「硯と墨」
...鐘一つつくるだけのお金ができたからでした...
新美南吉 「鳥右ヱ門諸国をめぐる」
...ペンキが彼の手袋にくつつくのは當然だつたのだ...
堀辰雄 「プルウスト雜記」
...ユリは感動しつつくりかえしくりかえし読みます...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...それに一枚の絵を永くつつくタチなので完成した絵は極く僅かしかない...
三好十郎 「ゴッホについて」
...はなでつつくのです...
村山籌子 「ゾウ ト ネズミ」
...小楊枝(こようじ)の先でつつくような(原文イタリア語)ややこしい物言いをしたりするのは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...雪にくつつくほど身を低め...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...雑魚(ざこ)舟ひとつつくろわないというほどな大顧客(おおとくい)でございます」「ウ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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