...それで寄鍋をつつくうちは...
泉鏡花 「薄紅梅」
...そのからだに花粉がくつつく...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...入札の会場ははちの巣をつつく大騒ぎである...
井上貞治郎 「私の履歴書」
...小さな穴を三つ四つつくりました...
海野十三 「怪塔王」
...私は絵を見るよりも骨董品をつつくより...
妹尾韶夫 「凍るアラベスク」
...つつく場所によってとんとんとんとんともきこえ...
高村光太郎 「山の雪」
...草の実がくつつく...
種田山頭火 「行乞記」
...深い長い吐息を一つつくと...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...鴉が下りて来て牛の脊中の赤い紙を牛肉と思ってつつくと...
寺田寅彦 「重兵衛さんの一家」
...きみのために溜め息ひとつつく者もない...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...二人とも金魚みたいにぞろぞろしてるうへに大きな羽子板が手にあまつて二つ三つつくとは落してしまふ...
中勘助 「銀の匙」
...その膜の一部を一寸つつくと...
中谷宇吉郎 「硯と墨」
...粟(あわ)をつつく口尖(くちさき)の辺(あたり)は白い...
夏目漱石 「文鳥」
...半分ずつつくられ...
新美南吉 「嘘」
...おつつくねて押入に放り込んだ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その甥の背後にくつつくやうにして...
原民喜 「永遠のみどり」
...けつに火の喰つつくのも知らねえんだらう――あんなことを書きやがつて...
牧野信一 「茜蜻蛉」
...はなでつつくのです...
村山籌子 「ゾウ ト ネズミ」
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