...時は穏かにつつがなく過ぎて行った...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「小フリイデマン氏」
...夕暮方その子のつつがなくかへされて來たりし時...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
......
室生犀星 「抒情小曲集」
...つつがなくしあわせに...
グリム Grimm 矢崎源九郎訳 「白ヘビ」
...一身つつがなく栄え...
吉川英治 「三国志」
...つつがなく終りましたわけ...
吉川英治 「私本太平記」
...おつつがなく」「夫婦(ふたり)こそだ...
吉川英治 「私本太平記」
...その後は一色ノ庄でおつつがなく...
吉川英治 「私本太平記」
...これから宮の遠流先(おんるさき)――讃岐ノ国詫間(たくま)の配所――までつつがなく送って行かねばならぬ重任を持つ身だった...
吉川英治 「私本太平記」
...おつつがなくて」と和氏は...
吉川英治 「私本太平記」
...おつつがなく御安泰(ごあんたい)...
吉川英治 「私本太平記」
...おつつがなく、城中を出られて……」「なに藤吉郎が、もどって参ったと」「はッ...
吉川英治 「新書太閤記」
...松寿丸を呼んで、半兵衛が、「長らく、質子(ちし)として、それがしの手許におあずかりしていましたが、いまはその要もなしと、信長公より御帰家のおゆるしの出た御子息、久しぶりに、御父子、御対面なされたがよい」と、つつがなく、父の手へ、松寿丸を返すと、官兵衛孝高(よしたか)は、子の大きくなった身なりへ、ひと目向けたのみで、「来たか」と云い、また、その扮装(いでたち)を見遣(みや)って、「ここは、戦場、そちにとっては、一人前のさむらいに、成るか成らぬかの初陣(ういじん)の場所、父のそばへ帰ったなどと思うなよ」と、諭(さと)した...
吉川英治 「新書太閤記」
...これでつつがなく...
吉川英治 「新・水滸伝」
...さまざまな難を経(へ)つつかくも百八人がつつがなく一堂に揃うようなことはないでしょう...
吉川英治 「新・水滸伝」
...『勅使、柳原大納言さま、院使、高野(こうの)中納言、清閑寺(せいかんじ)前大納言の御三卿、ただ今、おつつがなく、品川までお着き遊ばされました...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...そしてこんどはつつがなく出版もされた...
吉川英治 「親鸞」
...こうしてつつがなく...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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