...指のつけ根の関節が...
芥川龍之介 「上海游記」
...杜は満身の力を女の腕のつけ根に集めて...
海野十三 「棺桶の花嫁」
...左の頸(くび)のつけ根のところから弾丸(たま)がはいって...
海野十三 「少年探偵長」
...そのつけ根のところに...
海野十三 「太平洋魔城」
...その第三の腕のつけ根は...
海野十三 「特許多腕人間方式」
...指のつけ根にえくぼの浮んだ手を...
高見順 「いやな感じ」
...籠彦 (物もいわず茂兵衛の笠を引ッ剥ぐ)甚太 (茂兵衛の前に立ち塞がる)根吉 (茂兵衛の背後から組みつく)茂兵衛 (彦の肩を掴んで砂地に叩きつけ根吉の首筋へ手をかけ...
長谷川伸 「一本刀土俵入 二幕五場」
...短い指のつけ根にえくぼがある...
林芙美子 「新版 放浪記」
...耳のつけ根まで赤くなった...
火野葦平 「花と龍」
...私は一つの黒子(ほくろ)がその耳のつけ根のあたりに浮んでいるのを認めた...
堀辰雄 「美しい村」
...眉のつけ根がぴりぴりしていた...
本庄陸男 「石狩川」
...首のつけ根を剃り上げたり...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...歯の全部が耳のつけ根まで露われて冷笑したような表情をしている...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...初(うぶ)なお嬢さんは何となく結婚を怖がられるものですから」健策は又も耳のつけ根まで赤くなった...
夢野久作 「復讐」
...又も耳のつけ根まで真赤になって...
夢野久作 「霊感!」
...弦之丞は右腕のつけ根をつかむようにおさえて駈けた...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...薬指のつけ根には...
蘭郁二郎 「夢鬼」
...……その匕首のつけ根から流れ出た血潮が...
蘭郁二郎 「鱗粉」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??