...指のつけ根の関節が...
芥川龍之介 「上海游記」
...腕のつけ根に起き上り小法師の喰いついた形から醜い女の顔の形へ視線を移したころ...
有島武郎 「星座」
...首のつけ根のところから...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「旅の仲間」
...耳のつけ根のところまで赤くなった...
海野十三 「怪星ガン」
...つけ根のところからぽろりと落ちた...
海野十三 「火星兵団」
...左の頸(くび)のつけ根のところから弾丸(たま)がはいって...
海野十三 「少年探偵長」
...その第三の腕のつけ根は...
海野十三 「特許多腕人間方式」
...時には股(もも)のつけ根から切れていた...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...指のつけ根にえくぼが浮ぶ...
高見順 「如何なる星の下に」
...つけ根のところから順々に...
高見順 「いやな感じ」
...ほとんど崖のつけ根から海ぎわまで...
田畑修一郎 「石ころ路」
...黒い靴下を腿のつけ根まではいた巴里のカンカン踊りをやった時なのだ...
林芙美子 「帯広まで」
...その無表情な洋服の肩のつけ根にとまつたとき...
原民喜 「火の子供」
...爪のつけ根の三日月型は白く冴えて美しかった...
原民喜 「忘れがたみ」
...これより先、伝令一は裸体になり、急ぎ軍服を引き裂き、その布切れで、肩、肘、手首、股のつけ根、膝、足首など、両の手足の関節を伝令二に緊縛してもらって、抜刀を口にくわえ、素早く砦を下りかける...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...その左手を腕のつけ根から斬り落し...
吉川英治 「三国志」
...指のつけ根が靨(えくぼ)のように凹んでいる...
蘭郁二郎 「夢鬼」
...……その匕首のつけ根から流れ出た血潮が...
蘭郁二郎 「鱗粉」
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