例文・使い方一覧でみる「つぎはぎ」の意味
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有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...つぎはぎだらけの卓子（テーブル）かけよりも大きい空中撮影写真に見入っているところであった...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...トタン板のつぎはぎだらけ...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...つぎはぎの筒袖をきた老婆が落葉を掃いていたが...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...つぎはぎだらけだ...
太宰治 「恥」
...つぎはぎのゆめを見た...
太宰治 「盲人独笑」
...その破れは所どころ白い布でつぎはぎしてあった...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「田七郎」
...つゝましやかにつぎはぎのしてあるは主婦の心がけも見えて却つて奧床しいもので御座います...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...それはつぎはぎだらけで...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...おれがいままでに見た映画のつぎはぎさ...
富ノ沢麟太郎 「あめんちあ」
...つぎはぎだらけの粗末極まる私の襯衣がきちんとたたまれて乱籠にはいっているのに...
豊島与志雄 「祭りの夜」
...子供はつぎはぎだらけの蚊帳のなかで氣持ちよささうに眠つてゐる...
林芙美子 「うき草」
...あしの出たつぎはぎだらけのズボンで...
林芙美子 「お父さん」
...つぎはぎの細工を全部...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...何の連絡もない・引用句でつぎはぎだらけの・ちんぷんかんな・わけのわからん警句をでっちあげているだけなのだが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...多少のつぎはぎはあるにしても...
山之口貘 「貧乏を売る」
...色の褪（さ）めたつぎはぎだらけの股引半纒（ももひきはんてん）に...
山本周五郎 「嘘アつかねえ」
...つぎはぎの当った男物の布子に...
山本周五郎 「柳橋物語」
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