...ルックサック――これも登山にはつきものであるが...
石川欣一 「山を思う」
...梟(ふくろ)の憑物(つきもの)がしよった...
泉鏡花 「歌行燈」
...リヴオニアでは婚姻には必ず騎士の闘(たたかい)がつきものになつてゐたり...
伊藤野枝 「嫁泥棒譚」
...幕府の恩遇あつきものに於てをや...
大町桂月 「宗吾靈堂」
...その後にそこの附物(つきもの)となった一の不名誉な醜名を...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...だから映画にユーモアはつきものとなるのである...
戸坂潤 「思想としての文学」
...インテリにつきものとも云われる甚だ深刻な(?)苦悩が初めて始まったわけである(今日某々の文芸評論家達は今だに事新しいインテリの「苦悩」に悩んでいるらしく見えるが...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...料理店につきものの騒々しい音――ボーイを呼ぶ叫び声や...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...「考える葦」たる吾々人間につきものだから...
豊島与志雄 「逢魔の刻」
...お前につきものだが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「御前様」お豊は憑物(つきもの)を振り払うように...
野村胡堂 「礫心中」
...田舎町の舞踏会には必らずつきものであるが...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...快晴な雪解の日につきものの風が渡って...
「一本の花」
...たくさんの物事をかかえこむ人々につきものの...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...曲物と桜皮とはつきものである...
柳宗悦 「樺細工の道」
...日向(ひなた)ぼッこの幻滅――恋には苦(にが)いものがつきものとみえます...
吉川英治 「江戸三国志」
...功名に危険はつきものといえ...
吉川英治 「新書太閤記」
...紙クズがつきもの...
吉川英治 「随筆 新平家」
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