...ちょっと驚いて見上げてみると玄関のつきあたりの少しすすけた白壁に...
有島武郎 「星座」
...墓原に来て突当(つきあたり)の部屋の前に...
泉鏡花 「活人形」
...目に見えないぐにゃりとした壁みたいなものにつきあたり「ひゃッ」と悲鳴をあげて...
海野十三 「怪星ガン」
...つきあたりのところに立っていた柵をがあんとはねとばし...
海野十三 「火星兵団」
...この袋小路のつきあたりは...
海野十三 「西湖の屍人」
...廊下のつきあたりの...
江戸川乱歩 「おれは二十面相だ」
...廊下のつきあたりの博士の研究室にはいり...
江戸川乱歩 「おれは二十面相だ」
...ドアにつきあたりました...
江戸川乱歩 「仮面の恐怖王」
...トンネルのようなところを、五メートルほど進みますと、つきあたりに、またドアがあって、それがひとりでに開きました...
江戸川乱歩 「鉄人Q」
...つきあたりの通りへ出ると...
谷崎潤一郎 「秘密」
...・つめたさの歯にしみる歯をいたはらう・冬山へつきあたり焚火してある・寒い水からいもりいつぴきくみあげた寒い寒い指を傷づけた・たま/\逢へて火を焚いて火を焚いて来るべきものを待つ鴉ないて待つものが来ないけさは郵便がおそい寒ぐもり・新聞つめたし近眼と老眼がこんがらがつて・冬草もほどよう生えて住みなれて・くもりさむい肥をあたへるほうれんさう一月廿二日冷たい...
種田山頭火 「其中日記」
...つきあたりの正面が祭壇だが...
野上豊一郎 「処女の木とアブ・サルガ」
...廊下のつきあたりにMacbeth(マクベス)と札を打った部屋があって...
野上豊一郎 「シェイクスピアの郷里」
...遠くから蚊(か)がくうんとうなってやって来て網につきあたりました...
宮沢賢治 「蜘蛛となめくじと狸」
...つきあたりにまたのれんが掛けてあり...
山本周五郎 「さぶ」
...土間のつきあたりにあるのれんを分けて...
山本周五郎 「さぶ」
...その外目につくのは部屋のつきあたりにある一間位の押入とテーブルの本の間に挟まって...
蘭郁二郎 「蝕眠譜」
...――おやつきあたりだ...
蘭郁二郎 「歪んだ夢」
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