...鴛鴦(おしどり)が二羽……番(つがい)かね...
泉鏡花 「唄立山心中一曲」
...二つがいっしょになったものだ...
海野十三 「金属人間」
...かくしたちょうつがいがあって...
江戸川乱歩 「おれは二十面相だ」
...やつざきにしてもあきたりないやつがいるんだ...
江戸川乱歩 「少年探偵団」
...あいつがいたので...
江戸川乱歩 「鉄塔の怪人」
...まあ気を落とさずに時節を待つがいい...
田中貢太郎 「南北の東海道四谷怪談」
...ひとり落ち着きのないやつがいる...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「三枚の学生」
...肘(ひじ)の関節(つがい)を表から...
夏目漱石 「三四郎」
...晩飯の出来るまで待つがいい」平次はツイ腹の中の親切の地を出して...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...……那須(なす)ってやつがいまやってくるから...
久生十蘭 「金狼」
...こいつがいっそ二つ頭の化け物か...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...「そいつがいるからお前はおれを嫌(きら)うのだ...
室生犀星 「舌を噛み切った女」
...こいつがいちばんほねのおれるしごとさ...
グリム Grimm 矢崎源九郎訳 「いさましい ちびの仕立屋さん」
...「二人がどうかしたのか」「覗くやつがいるんだ」と万吉が云った...
山本周五郎 「さぶ」
...いま三人ばかり有望なやつがいるからね」幹太郎は眼を耀(かが)やかせた...
山本周五郎 「花も刀も」
...ギイと蝶番(ちょうつがい)がきしんで径(けい)三尺(じゃく)四方(ほう)の口がポンと開(あ)く...
吉川英治 「神州天馬侠」
...難事件になるな」「殺害(せつがい)された女が...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...ほんとにそうだろうか? 万一やつがいつまでたってもそばを離れなかったら...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
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