...寅吉老人は「雪の山を見に行けるところまでついて行く」といって...
板倉勝宣 「春の上河内へ」
...宝探しの連中の速い歩調に後れずについて行くのは私には辛(つら)かった...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...あのお方のあとについて行くのが礼儀だと思つたんだよ...
太宰治 「お伽草紙」
...まア關までは他について行くものもあらうから...
田山花袋 「道綱の母」
...宮のあとについて行くことすら出來ない身――』かう言ひかけて登子は急にたまらなく悲しくなつて來たといふやうに...
田山花袋 「道綱の母」
...そのあとからオーレンカがそっとついて行く...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「可愛い女」
...うまく舵(かじ)を取って順序よく巻きついて行く手ぎわは見ものである...
寺田寅彦 「映画「マルガ」に現われた動物の闘争」
...わたしは諸君の後からついて行くだろう...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...そして彼はその動きについて行くことをしないで...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...いつもムク犬がついて行くこと...
中里介山 「大菩薩峠」
...何が何やら解らずについて行く八五郎...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...来た時の通りな装りをして足の下に隠れて仕舞う様な籐表ての駒下駄を履いて固く成ってついて行く様子を見送って...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...親しい侍臣は源氏について行くはずで...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...あとからは頭を剃りこくって三衣(え)を着た厨子王(ずしおう)がついて行く...
森鴎外 「山椒大夫」
...火あぶり台のところまでついて行くであろう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...やがて三次の後からノコノコついて行く...
山中貞雄 「恋と十手と巾着切」
...使者の一行について行く者があった...
吉川英治 「新書太閤記」
...そのあとについて行くのだ...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
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