...彼は鉛筆の尻についているゴムを噛みちぎって...
有島武郎 「星座」
...配電盤の上についている一つのメートルの針が...
海野十三 「怪塔王」
...きしゃごがまっくろに取りついているように...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...時には暖炉(だんろ)のかたわらにばかりかじりついている上官を呪うこともあろう...
高浜虚子 「丸の内」
...僕の歌なども僕の名前がついているから僕のだろうと思うくらい直されてしまい...
高村光太郎 「美術学校時代」
...頭にごくぴったりくっついている...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...樹名を書いた札のついているのは有難いがなかなか一度見たくらいでは覚えられそうもない...
寺田寅彦 「雨の上高地」
...咽喉(のど)が渇(かわ)きついているようで...
徳田秋声 「足迹」
...いつしか文学技術そのものと不可離に結びついているような想定を呼び起こす点があるのである...
戸坂潤 「思想としての文学」
...この土地に居ついている人か...
中里介山 「大菩薩峠」
...なんのためにそういう名がついているのか知らない...
長谷川時雨 「古屋島七兵衛」
...蛇に似た狡猾(こうかつ)な光がちらついているようだった...
火野葦平 「花と龍」
...被害者の背中や肩についている特殊の痕跡(こんせき)は...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「マリー・ロジェエの怪事件」
...隅の方についている門が入り口であろうが...
エルンスト・テオドーア・アマーデウス・ホフマン Ernst Theodor Amadeus Hoffmann 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...ああいうことにもむすびついているのです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...シャツなど買ったことがないそうですから人間並の職業についている御良人なら結構です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...動作もゆったりとおちついているし...
山本周五郎 「いさましい話」
...そして教養もよく身についている処女(おとめ)だった...
吉川英治 「大岡越前」
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