...一日(ついたち)から二十日間の休暇を一週間許り仙台に遊んで...
石川啄木 「鳥影」
...芭蕉(ばせを)が奧(おく)の細道(ほそみち)に……五月朔日(ごぐわつついたち)の事(こと)也(なり)...
泉鏡太郎 「飯坂ゆき」
...応永元年(おうえいがんねん)一月(がつ)一日(ついたち)...
五十公野清一 「先生と父兄の皆さまへ」
...確か一日(ついたち)と十五日...
大阪圭吉 「とむらい機関車」
...月が改まって十月の朔日(ついたち)に...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...月の朔(ついたち)には...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...月の朔(ついたち)で...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...朔日(ついたち)の夜の闇は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...其先はどうした?」「八月朔日(ついたち)のあの大雨の降った晩――春日町の運座のけえへ行った吾妻屋永左衛門...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...朔日(ついたち)と十五日には母親のところへ行つて泊ることになつて居ると言つたが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...失礼します」エレンが大広間についたちょうどその時...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...此年九月朔(ついたち)に吉田篁(くわうとん)が歿した...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...)朔日(ついたち)(四月)見戸野々尻辺花猶盛に而珍しく...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...六月朔日(ついたち)に改易を仰せ附けられて落著した...
森鴎外 「栗山大膳」
...成善はこの年十月朔(ついたち)に海保漁村と小島成斎との門に入(い)った...
森鴎外 「渋江抽斎」
...歳旦の句は嘉永元年正月朔(ついたち)の作である...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...わけて六月朔日(ついたち)は近年にない暑さだった...
吉川英治 「新書太閤記」
...承安(じょうあん)の三年弥生(やよい)の朔日(ついたち)...
吉川英治 「親鸞」
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