...まったく夢のようで夢ではない...
伊藤左千夫 「落穂」
...あれはまったく正直な男だと私は信じています...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...だが己にゃあ運がねえんだ、まったくよ...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...けむったく思いながらも...
太宰治 「花火」
...まったく疑い得ぬ他の多くのものがある...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...」「まったく、あの婆やさんは感心ですね...
豊島与志雄 「聖女人像」
...いつもくったくなく...
永井隆 「この子を残して」
...まったく無感動にたずねた...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「火夫」
...グレゴールはまったく度を失ってしまう...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「変身」
...いやまったく、彼女はなんとまめまめしく階段を上下しては、療院の端から端までかけ廻っていることだろう...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...果してお前を許すであろうか」そのほかさまざまに語りきかせた後(まったく彼は二時間以上にもわたって語りきかせたのである)...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...まったく、一度ご立派な悟性に訴えて真偽の限界を決定してしまった後からでも、さきに否定した事柄よりも更に不思議な事柄をどうしても信じなければならないようなことに相成れば、たちまちさきにきめた限界を捨てなければならないのであるから...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...まったく、苦のあとには必ず楽が来るとは限らないのだ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...まったく」おたねは草田病院へもみまいにいった...
山本周五郎 「季節のない街」
...まったく千鶴子の魅力の消え失せた日とは逆に...
横光利一 「旅愁」
...まったくひと支えもせず...
吉川英治 「三国志」
...……それは可哀そうに」「まったく...
吉川英治 「新・水滸伝」
...まったく山中に入って苦行独歩の修行をしていたのが事実らしい...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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