...ちんちろりんのやうに雌を可愛(かあい)がるので聞えた男だつた...
薄田泣菫 「茶話」
...薩摩者もこの点ではちんちろりんに劣らぬ道徳家である...
薄田泣菫 「茶話」
...武蔵はちんちろりんのやうな顔で袖の下を覗き込む...
薄田泣菫 「茶話」
...ちんちろりんのやうな顔に涙を流して不憫がつた...
薄田泣菫 「茶話」
...窓の外にはちんちろりんが意気な小唄を謡(うた)つてゐる頃であつた...
薄田泣菫 「茶話」
...鐘村で名代(なだい)の鐘撞男(かねつきをとこ)月がよいのでうかうかと鐘(かね)をつくのもつひわすれ灯(ひ)のつく街(まち)がこひしさに山から港(みなと)へではでたが日がくれるのに山寺(やまでら)の鐘(かね)はつんともならなんだ村長(そんちやう)さまはあたふたと鐘撞堂(かねつきだう)へきてみれば伊部徳利(いんべとくり)に月がさしちんちろりんがないてゐた...
竹久夢二 「どんたく」
...身に迫つてちんちろりん...
種田山頭火 「一草庵日記」
...ちんちろりん/\...
種田山頭火 「其中日記」
...ちんちろりんが渓を隔てて鳴き合っている...
永井隆 「長崎の鐘」
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