...その一座はちりぢりばらばらになってしまった...
モオパッサン 秋田滋訳 「親ごころ」
...侍女二 長う太く、数百(すひゃく)の鮫のかさなって、蜈蚣(むかで)のように見えたのが、ああ、ちりぢりに、ちりぢりに...
泉鏡花 「海神別荘」
...まけてちりぢりばらばらになり...
高山毅 「福沢諭吉」
...しかも戦争の間暴力的な権利でそれをちりぢりばらばらに壊されてしまっていた家庭...
宮本百合子 「明日をつくる力」
...逃げた敵はもうちりぢりに野原に散らばった...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...一家親子がちりぢりに駆け落ち夜逃げなどをすることでこざいます」「しかも...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...生不動一(ひと)まきが散々(ちりぢり)ばらばらになるような大変が起ったのでごぜえます」と二人が酒を酌みながら...
吉川英治 「剣難女難」
...皆ちりぢりになってから早くも三年の月日が過ぎている今...
吉川英治 「剣難女難」
...やがてちりぢりに味方の将士も彼のあとを慕って追いついて来たが...
吉川英治 「三国志」
...ちりぢり泣く泣く...
吉川英治 「私本太平記」
...みな大破してちりぢりにどこかへ吹き流されていた...
吉川英治 「私本太平記」
...ちりぢりになる時も...
吉川英治 「神州天馬侠」
...ちりぢりばらばらとなって...
吉川英治 「神州天馬侠」
...わざと挨拶を交してちりぢりに別れて行ったのであるが...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...ちりぢりに』『至極』と...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...一門ちりぢりながら...
吉川英治 「随筆 新平家」
...一門は散々(ちりぢり)だし...
吉川英治 「源頼朝」
...散々(ちりぢり)に逃げて来るにちがいない...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??