例文・使い方一覧でみる「ちり」の意味

...みっちり修行（しゅぎょう）を積（つ）んで... みっちり修行を積んでの読み方
浅野和三郎「霊界通信　小桜姫物語」

...人間は塵（ちり）ひとひらにも及ばない... 人間は塵ひとひらにも及ばないの読み方
有島武郎「生まれいずる悩み」

...金を蒔（ま）き鏡や真珠をちりばめた廟蓋（びょうがい）を見ることができる... 金を蒔き鏡や真珠をちりばめた廟蓋を見ることができるの読み方
岡倉覚三村岡博訳「茶の本」

...塵芥（ちりあくた）の如く投げ打って... 塵芥の如く投げ打っての読み方
太宰治「デカダン抗議」

...そうしてみがけば輝くべき天下の美玉が塵塚（ちりづか）に埋められるのである... そうしてみがけば輝くべき天下の美玉が塵塚に埋められるのであるの読み方
寺田寅彦「時事雑感」

...それはあの日記の中に珠玉のごとくちりばめられた俳句と漢詩の中に凝結している...
寺田寅彦「備忘録」

...しかも巧者にぴちりとはめこなすところに... しかも巧者にぴちりとはめこなすところにの読み方
ドストエーフスキイ神西清訳「永遠の夫」

...当世風の厚化粧入毛（いれげ）沢山の庇髪（ひさしがみ）にダイヤモンドちりばめ女優好みの頬紅さしたるよりも洗髪（あらいがみ）に湯上りの薄化粧うれしく思ふ輩（やから）にはダリヤ... 当世風の厚化粧入毛沢山の庇髪にダイヤモンドちりばめ女優好みの頬紅さしたるよりも洗髪に湯上りの薄化粧うれしく思ふ輩にはダリヤの読み方
永井荷風「一夕」

...その新火山岩片をちりばめた... その新火山岩片をちりばめたの読み方
中村清太郎「ある偃松の独白」

...むつちりとよく肥（ふと）つた娘で... むつちりとよく肥つた娘での読み方
ブロンテイ十一谷義三郎訳「ジエィン・エア」

...元はきっちり取ってやると決めた... 元はきっちり取ってやると決めたの読み方
フレッド・Ｍ・ホワイト　Fred M. White 奥増夫訳「真劇シリーズ」

...米俵にがつちりと獅噛みついたまゝ気絶してゐた... 米俵にがつちりと獅噛みついたまゝ気絶してゐたの読み方
牧野信一「鬼の門」

...さし絵にはまばゆいほど宝石をちりばめた冠をかぶって... さし絵にはまばゆいほど宝石をちりばめた冠をかぶっての読み方
宮本百合子「お女郎蜘蛛」

...塵（ちり）にまみれながら... 塵にまみれながらの読み方
柳宗悦「工藝の道」

...ことごとく散々（ちりぢり）になっていたのである... ことごとく散々になっていたのであるの読み方
吉川英治「三国志」

...金銀のちりばめも... 金銀のちりばめもの読み方
吉川英治「新書太閤記」

...やがて散々（ちりぢり）に... やがて散々にの読み方
吉川英治「源頼朝」

...七時になるとプラスビイユの連中はアンリ・マルタン街の方へ散々（ちりぢり）になった...
モウリス・ルブラン新青年編輯局訳「水晶の栓」

「ちり」の書き方・書き順

いろんなフォントで「ちり」